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自閉症&不登校児の工作 写真展5

さて、今回も自閉スペクトラム症である息子の工作作品をいくつかご紹介します!

息子にとっての工作は、ライフワークの1つでもあるし、再現遊びを充実させるためのアイテムでもあります。

再現遊びとは

多くの自閉症児によく見られる遊び方の一つです。

ビデオの巻き戻しのように、自分の目で見たもの、その日経験したこと、空想上の出来事などをそのまま「再現」 する遊びのことです。

「ごっこ遊び」 とは異なって、まるで脚本に沿って一連の決まった流れを監督しているような状態の遊びです。テレビ番組・絵本などの登場人物のセリフや行動を覚えて再現します。自分が作った空想上のパターンを再現するのも再現遊びになります。息子は空想上の再現遊びが多いです。一語一句決まった流れやパターンで忠実に自分で再現することはもちろん一緒に遊ぶ相手にも忠実に再現することを強要したりお願いしたりします。

ごっこ遊びは、相手の反応に応じて臨機応変に合わせて遊びを発展させていきますが、再現遊びは、相手の反応に応じて変化することがないのが特徴です。


例えばコレ↓

虫歯菌をやっつけるごっこ(虫歯治療の再現)

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先日、虫歯が発見されました…

気をつけていたつもりだったんですが、息子が「歯が痛い気がする」と言い出しまして、急いで小児歯科に連絡をして診てもらいました。

すると、痛がっていた部分は何ともなかったのですが、全然違うところが虫歯になっていて… 結果、一度削ってもらう程度の虫歯でしたので、良かったのですが、息子にとって小児歯科は試練の場。

自閉スペクトラム症で、聴覚過敏で、不安障害がある息子には、正直、我慢できないほどの苦痛を感じてしまう場所なんです。

とても理解のある歯科医さんで、分かりやすく説明してくれたり、遮音性イヤーマフも快く使わせてくれたり、安心して治療を受けることができました!


それで、帰宅後すぐに作ったのがコレw

虫歯菌たちが、白い歯を溶かして虫歯を作っているところ。

ウルトラマンたちが虫歯菌になっているところが面白くて笑ってしまいましたw

そんな虫歯菌たちを倒して、虫歯のところに白い紙を貼って治して治療完了!

虫歯治って良かったね!!


心を操られてしまうロボット

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ロボットの中にウルトラマンソフビ人形が…

コレは、ロボットに乗っているのではなくて、ロボットの中に取り込まれて心を操られてしまっているところだそう…

中のウルトラマン人形を助けるには、ロボットを壊すしか方法がなくて…

心を奪われてしまっているけれど、「前に、仲が良かった人とは仲良しの心が残っているから、今でも仲良しなんだよ。」という設定なのだと教えてくれました。

その着想はどこから来るのかな〜?

どんな事があっても、忘れずにいてもらえたり、仲良しでいられたらいいよね!

(息子は極度の不安のせいで、サヨナラやお別れが特に苦手です…)


格闘場

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ウルトラマンたちの格闘場を作り、「誰が一番強いか決定戦」を開催しました!

人形の足の形によっては、上手く自立させるのが難しい場合があるのですが、ちゃんと自立できなければ負けになりますw

箱がやや柔らかめなので、すぐに倒れてしまう人形もあり、すぐに決着がついていました。

たまに、周りの観客が勝手に倒れてしまったりして、戦わせながら、あっちこっちも立たせないといけなくて、忙しそうにしていましたw


まだまだ、不調の春が続いていますが…

落ち込んでいたり(抑うつ状態)、怒って暴言を吐いていたり(躁状態)、楽しくなりすぎて過集中になっていたり(躁状態)と不安定な状態が続いています。

でも、毎日頑張って工作に励んでいますので、そんな息子を応援して下さると嬉しいです!


その他、工作作品 写真展はコチラの記事



読んで下さり、ありがとうございます。 私と息子をサポートして下さったら泣いて喜びます。 全て、息子の将来のため、療育や学習、その他の活動資金として使わせて頂きたく思います。応援よろしくお願いいたします。