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自閉症&不登校児の工作 写真展23

こちらの地域は、梅雨入りせずに、長く雨の日が続きました。

息子は傘をさして歩くのが苦手なので、療育の日が雨だと、療育支援事業所まで歩いて行くだけでも一苦労で、療育を受ける前に疲労困憊になってしまうんです…

傘だけだと、特に背中側が濡れてしまうので、カッパも着せています。カッパだけの方が楽なのですが、やはりカッパだけだと顔まわりがビショ濡れになってしまうので、難しいのですよね。

梅雨は、そういった意味でも、気持ちまでジメジメとしやすいので、サッサと梅雨入りして、サッサと梅雨明けして欲しいと思ってしまいますね。


さて、療育の時間以外は、常に家にいて、一人で再現遊びをして過ごしている息子です。最近は、もっぱらブロック遊びブームとなってしまっていて、プラカップや空き箱を使って作る自由工作は忘れてしまっている様子ですw

先日、少しだけ思い出したように作った作品を掲載します。


スーパーガードマンロボ

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ちょ〜っと写真では分かりにくいのですが…

写真中央の白い長方形のパックが盾で、顔や胸・腹などを守るように構えているところです。

防御力に特化したロボットで、どんな攻撃からも守ってくれるそうです。


ダブル砲塔戦車

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前方に2台の砲塔があり、2丁の機関銃も搭載している戦車。

火力が高く、それでいてスピードも速いので特攻型だそう。

息子が戦車に興味を持ったのはアニメ『ガールズ&パンツァー』を観てからです。

それまでは、ただ怖いっていう印象しか持てなかったようですが、誰もケガをしない安全な競技だけれど、とても迫力があって格好良いアニメストーリーのおかげで、怖いっていう気持ちにのみこまれてしまうことなく、戦車のカッコ良さに気が付くことが出来たようです。

息子は不安や恐怖によって支配されてしまいがちなので、興味が持てる幅が極端に狭いので、楽しさを感じさせてもらえたり、興味を唆られる情報を与えてくれるアニメには、本当に感謝しています。


自作すごろく

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工作とは少し違うかもしれないけれど…

息子が自分で考えて、自分で書いたすごろくです。

『やすみ』と『2かいやすみ』しかないシンプルな作りですが、とても上手に作れていると思います。

今まで作っていたすごろくは、やたらと凝った作りにしようとし過ぎて、みんなと共有できないマイルールを盛り込みまくり、一緒に遊べないすごろくしか作れなかったのに…

初めて、みんなで一緒に遊べるすごろくを作ったことに、息子の成長を感じて感動しました!


食玩ほねほねザウルス

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ブロックではなくて、プラモデルですが…

食玩の『ほねほねザウルス』を自分で組み立てて遊んでいました。

小さな部品もあるし、ハサミで切り取ってから組み立てなくてはならないので、発達性強調運動障害(DCD)で手先が不器用な息子には、少し難しいかな?と思って見ていたのですが、ちゃんと説明書を見ながら一人で完成させていました!

写真は、一人再現遊びで、観葉植物を大木に見立てて遊んでいるところです。


遊びではありますが、こうやって出来なかったこと、嫌いだったこと、怖かったことにチャレンジできるようになったり、楽しいと思えるようになったり、興味が持てるようになったりする姿を見ると本当に嬉しく思います。

生き辛さはずっと抱え続けるものだとは思うけれど、それでも世界は広いってこと、どこかには息子の好きなものや、生きやすい方法などがきっとあると信じて、息子と一緒に少しずつでも前に進んでいきたいと思っています。

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