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noteの世界を本屋さんのイメージで俯瞰したら、視界が開けてきた



最近、noteでの成功法についてのノウハウの記事をたくさん見かけるようになりました。
まだnoteヨチヨチ歩きの私には、達人たちの知恵はとてもありがたいです。

一方で、自分に確たる自信がない私は、あふれる方法論に煽られ戸惑ってしまいます。
私は何か工夫しないとダメなの? このままじゃ意味がないのか?

3か月たって自分のnoteをどう構築していくか模索中の今、noteをこんな視点で俯瞰してみたら少し見えてきました。
(とっくにみんなやってることかも…ですが💦)

脇道からの"出会い頭"がある本屋さん

先日の投稿<SNSド素人はnoteに救われてます>の中で、noteをセレクトショップやショッピングモールに例えましたが、もうちょっと視点をミクロにするとnoteは「本屋さん」(リアル店舗)のようだと思います。

脇にそれて意外な記事に出会う、たまたま目に留まった記事に触発される、興味がなかったのに見出しに誘われたらおもしろかった、など。

目的どおりではない「予期せぬ出会い」。
noteは、狙い撃ちした情報収集だけではない、ウィンドウショッピングのような"出会い頭の偶然"もあって、そこがとても好きです。
その出会いの喜びを、書き主に直接コメントとして伝えられるのも、楽しいつながりです。

知的コンテンツの街で「歩く」「出会う」「立ち読みする」という行為は、まるで実店舗の「本屋さん」。
それでも実際noteに向き合うときの視界は、画面(平面)が相手で、どうしても近視眼的になりがち。
なので、アナログな私は、立体的な空間で俯瞰するほうがわかりやすいので「本屋さん」に置き換えイメージしてみました。

自分が実際に本屋さんにいて、見渡す感覚になってみる。

特に発信者(書き手)として、本屋さんに置いてもらう、または置きに行く想像をしてみると、少しラクになれるような気がしてきました。

雑誌と書籍の売り方は異なるように

本屋さんには、言うまでもありませんが、
小説、エッセイ、マンガ、文学、実用書、ビジネス書、学術書、写真集、雑誌など多種多様のコンテンツが並んでいます。
noteもまったく同様。

私は、雑誌や書籍の制作をしてきましたが、携わった書籍が本屋さんに積まれると、売れ行きや反応に一喜一憂しました。
noteでの、フォロワーや「スキ」数を気にする感覚に似ています。

そんな経験から思うのは、たとえば書籍と雑誌の購買数を比較してもしょうがないし、エッセイと学術書でも売れ方は異なるし、雑誌でも生活情報誌と趣味特化系でも異なります。
短期に爆発的にヒットする本もあれば、地道に長く細々と売れ続ける作品もあるわけで。

コンテンツの中身・個性によって、"売り方"も違えば、"売れ方"も違うのは当たり前。
やや乱暴な言い方をすれば、学術書と雑誌が同じ手法をとる必要はないし、みんなが万人ウケを狙う必要もないんですよね。

そして、これも経験からですが、必ず売れる方程式って、ありそうで、意外とないものです。

自分にムリして「手法」と闘わない

自分が発信するコンテンツは、本屋さんだとどんな位置になるかな、と想像してみると、ムリに闘わなくてもいいことはあるかなと思い直しました。

みんなにお役立ち情報や、注目を集めやすいテーマ付けは、雑誌のように店頭で平積みされて、ワッと数字が上がるかもしれません。そのぶん入れ替わりも早い。(たまにロングセラーもあるけれど)
自己啓発やエッセイの類は、爆発的な注目度は薄いけれど、長期的に愛されて、ジワジワとファンが増えていくかもしれません。

一気にフォロワーを増やすなら、前者の「店頭の平積みに置きに行く作戦」が有効だと思います。
ただ私は…、
お役立ち情報をバンバン出せるわけではないので、どちらかと言うと後者なのかなぁと。長期に愛される自信もないけど。
前者を軸足にしてみようかとも考えましたが、私自身は消耗戦が苦手で、しんどくなりそうなので、あまり意識しないことにしました。

もちろん、本もnoteも多くの人に好かれるに越したことはないので、方法論も否定はしません。
自分にムリのない有効な方法と思えたら試してみようと思います。

思い返せば、私も散々、仕事では「売れるための」本づくりも考えてきましたが、いつも最終的には「中身に魂が入っているか」に力点が置かれました。

なおさらnoteは、せっかく内省や自己開示の一つとして始めたのなら、
・売り手法ありき、ではなくて、店頭に平積みされなくても気にせずに
・まずは自分に正直に丁寧に書く(向き合う)ことを優先
・「出会い頭で出会ってくれた人」に感謝していこう
という思いになりました。

遠回りだけど、そのほうが自分の心に合っていて、長続きしそうです。
もしかしたら、遠回りのようで早道かもしれません。という期待もこめて。

さて。私は、本屋さんのどこらへんに置くイメージでいくかな。

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