948 引き算の生活を心掛けること
こんにちは!
(一社)全日本ミニマリスト協会です。
【引き算の生活を心掛けること】
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人が生きるためには食べる必要があります。
食べ物が身体を作り、心を養い、今日のエネルギーを作ってくれます。
体内に食べ物を取り込むということは、つまりは身体にプラスにしていくことであり、基本的に人が生きるということは何かを足していくものだと考えることができます。
動物に比べて、人は自力で生きていく力を養うまでにはとてつもない時間がかかり、親や誰かが手を差し伸べて生きていくしか方法がありません。
要は、赤ちゃんの時に泣いたら誰かが何かをしてくれて、何かを与えてくれる環境で育つから、人がこの世に生を受けてからは何かを与えられる、つまり何かをプラスにして生きることが本能的に植え付けられている背景もあります。
本能的にあるライフスタイルなので、そこに抗うことはエネルギーが必要になってくるのも明らか。
しかし、大人になって自分の頭で考えられるようになった今、いつまでもプラス、足し算の人生を歩むこと永遠に満足できないループにはまっていることに気付かなければなりません。
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もちろん、食べることは必要です。
でも、食べ過ぎることは不要です。
ある程度の道具や物を求めることは大切です。
でも、求めすぎることはありません。
承認欲求は仕方ありません。
けど、承認を求めすぎたら自分が辛くなりすぎるだけです。
自分が大好きな物を持つことは大切です。
でも、物が自分を大きく見せてくれることはありません。
ただ生きているだけでいろいろな物が勝手に入ってくるし、それプラスで自分が求めているから余計に手元に入ってくる物は多くなります。
しかも、手放すことは能動的にしなければできないので、捨てるとか手放すことをしなかったら永遠に物は増え続けます。
物を手に入れることよりも、圧倒的に難しいのが手放すこと。
物を減らすこと。食べないこと。やらないこと、やめること。
こちらのほうがはるかに難しいのが人間というものです。
さらに、引き算の生活や手に入れない生活は、普段から心がけて意識をしていないと、これもまたなかなかできないもの。
少し歩けば便利なコンビニがあるし、大してお腹が減っていないのにパン屋とかゴロゴロあるし、別に喉が渇いていないのにスタバがある。
これだけ自分の欲を駆り立てる環境に生きているので、
自分の身は自分で守る意識がなければ、欲を唆されて購買意欲に火がつくのです。
逆に、企業のマーケティングに上手く乗せられていると考えることもできます。
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あったらもちろん便利かもしれないけれど、
無きゃ無いで困ることはほぼないし、死ぬ事は絶対ない。
より少ない生活と、より小さな生活が実はすごく幸せであり、あることが当たり前になってしまうと今ある物に感謝することができなくなります。
一度少なくしてみると、いかに自分が恵まれている環境にいるのかを実感でき感謝することもできます。
それは心にとっても大切な感情であり、人は不足を感じると心が鈍感になります。
でも、少ないことは不足とは違い、少ないことで満足できることに繋がってきます。
不足を感じるのは、もともとそれ以上の物がそこにあるだろうという勝手な期待と、自分の生活スタイルがインフレーションしているからで、より少なく、より小さくを意識していけたら、引き算の生活はむしろ心地よいものとなってきます。
少ないことが当たり前で、少ないことがむしろ心地よい。
ここまで生活スタイルを変化させることができたら、今すでに溢れるばかりの物に囲まれている自分に嫌気が差すでしょう。
なにより、今持っている物をいつか手放す日が来ることを考えたら、僕はその時間が人生で一番無駄だと思ってしまうので、最初から持たない生活をしているというのもあります。
とはいえ、生きていれば必要な物はもちろん出てくるので、もしそんなときが来たらずっと大事にできる、愛着が湧くような、一生使いたいと思う物を意識して選んでいこうと思います。
そんな物が回りを囲ってくれたら、もうそれ以上を求める必要はないってことですから。
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