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941 手放す順番

こんにちは!
(一社)全日本ミニマリスト協会です。

【手放す順番】

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ミニマリストはただ単に物を手放すだけではありません。
物はもちろん手放す必要があるのですが、そのためには心がついてこないとリバウンドしてしまったり、後悔する元になるのです。

心が整理できてこそ、自分が納得して手放すことができ、手放すときも感謝しながら手放すことができる。

それが勢いのままに何もかも手放していくと、意外な物が自分の心にひっかかり、いつまでも後悔の念が尾を引いてしまうのです。

『手放した物は、すぐに忘れる』

と僕はよく表現しますが、あくまで人それぞれであり、傾向としては忘れることが多いということ。
人によっては忘れることができない人ももちろんいますし、すぐに忘れる人もいる。もしくは、次の新しい何かを手に入れた時に上書き保存されるように勝手に忘れていく人もきっといるでしょう。

なぜ忘れられないのか?
この原因は心にあると考えています。

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例えば、今スマホを手放そうかどうかは、迷いますか?

きっと迷わないでしょう。
なぜなら絶対に必要だからです。
それは思い込みでなんでもなく、絶対に必要だと思います。
もちろん僕も必要なので手放そうかどうかなんて考えません。

たとえどれだけSNSを見て時間を浪費していても、ニュースアプリで無駄な時間を潰していようと、無駄な人間関係が煩わしいと思っていても、この先も手放すことはありません。

絶対に必要な物は、手放そうかどうかなんて考えないのです。
家も、車も、スマホも服も。

今家を見回してみると一瞬迷ってしまう物があるでしょう。
その物に対する答えは実は出ています。
迷うということは、そういうことです。

いろんな価値観や感情が渦巻いて、手放す決断にまで至らない理由は理解できます。
しかし、深層心理的には実はどっちでもいいんです。

人は新しい物事を始めるには、やらない理由はたくさん出てくるものです。

手放せば楽になるということがわかっていても、手放さない理由探しはたくさんできます。
やらないできないしたくないの言い訳を探す達人が、人というものです。

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かといって、全ての物を手放せばよいということではありません。
その前に心を鍛えることが大事です。

例えば、何か物を手放す時には自分の心との対話が必要です。

「自分は、この先もこれを使いたいのか?」
「なぜ持っているのか」
「なぜ手元にないといけないのか」

こういったことを、いちいち自分の心に問いかけて、
謎を解いていくのです。
そうすることで心が答えを出すようになるので、納得感を持って次の行動に移ることができます。

手放すことは実は鍛える必要があり、すぐにすぐなんでもかんでも瞬間的に必要不要が判断できることはありません。

決して生まれもった能力的なものではなくて、誰でも鍛えたら判断軸ができてくるものだと認識しています。

その判断軸を作るために、手放す順番を意識することが大事になってくるのです。

まずは絶対的なゴミから。
牛乳の空きパック、包装紙、使わない紙類、持っていてもしょうがないレシート、使い終わったノート、いつか使うかもしれないと思って残している1年以上使っていない物、ホコリかぶった物。

たくさんの圧倒的ゴミがあるのです。
気付けばガラクタがたくさんあります。
それらを手放すことで、まずは住環境を整えることができます。

散らかった部屋で心を整えることなんてできません。
汚れた部屋でヨガなんてのもできません。

まずはゴミ、小さな物、ホコリかぶったもの、一生使わない物、興味関心が薄れた物。

これらから手放しましょう。
小さな成功体験を積むことで、次のステップが見えてきます。

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(一社)全日本ミニマリスト協会の代表は元消防士の防災コンサルタントです。
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