Alley Phoenix

『無知は罪なり、知は空虚なり、英知持つもの英雄なり』 "Ignorance …

Alley Phoenix

『無知は罪なり、知は空虚なり、英知持つもの英雄なり』 "Ignorance is a sin, knowledge is empty, a hero who has wisdom."  この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか? ←大事なことなので、もう一度言う。

マガジン

  • My nonfiction

    私の書いたノンフィクション。

  • My essay

    私の書いたエッセイです。

  • My novel

    私が書いた小説です。

  • Alley's issue01

    お金くださいませ。

記事一覧

アメリカンドッグが食べたい。

 唐突に思い出した。  初めての海外旅行。行き先はニューヨーク。  帰国子女だった会社の同僚に、今度帰るから、一緒に来る? と言われて着いて行った。  ロングアイ…

Alley Phoenix
2年前
7

『生存本能』 〜いま、私は此処にある〜

ホームレス(住所不定無職)からの復活を支えた 『破壊的文章術』 〜プレリリース版〜 一年前、私はホームレスでした。  世界中に新型コロナが蔓延しはじめたとき、私は…

10,000
Alley Phoenix
2年前
17

Evergreen Forever 〜エバーグリーン・フォーエバー〜

第1章:Alley’s Life Chronicle(1)My Life Kick Start  おそらく僕は泣いていた。  Long Islandにあるおばさんの家に遊びに来ていた時のことだ。僕の頭を撫でなが…

Alley Phoenix
2年前
12

鍵のない檻。それは、ただの「縄張り」。

「アムウェイ」が検索エンジン、Twitterでトレンドに入っていた。  私自身ががちょうど「アムウェイ」と関わりを持っていた最中であったので、何らかの示唆になればいい…

Alley Phoenix
2年前
12

ジョーカーはいつも自分を『被害者』だと思っている。

 ハロウィーン。京王線の無差別テロの加害者は「ジョーカー」だった。  ババ抜きでは、敗者が「ジョーカー」である。  ジョーカーの仮装をした若者は「死刑になりたかっ…

Alley Phoenix
2年前
2

「知の荒廃」の先にあるものは、概要欄に貼ってあります。チャンネル登録してね。

 とある本に「日本人の三分の一は日本語が読めない」と書いてあって、絶望的な気分になった。  思い当たることがあまりに多すぎるのだが、まさかそれほどまでとは考えて…

Alley Phoenix
2年前
9

Sweet sweet days in '90s.

 正直に言うと、ここのところ、女性ウケがまったくしない。 「面白くない」との感想が飛んでくる。特にある人から。ひどい。  このNoteもいつからか「武闘派」になってし…

Alley Phoenix
3年前
22

「道」ではなく「術」を重んじて生きる。

『道』には、「人の守るべき義理。宇宙の原理。教え」という意味がある。 『術』には、「何回も行って自分のものとなった能力。手仕事の能力。学問。わざ」という意味があ…

Alley Phoenix
3年前
12

私の言葉は武術です。読むと怪我するぜ。

 私は拳で人を殴り倒すように、言葉で人を殴り倒したいと思うときがある。  私は剣や拳で人を倒すことも得意としているが、下の格言を現実としたい。  ペンは剣よりも…

Alley Phoenix
3年前
10

「信念を貫く」、ということ。

 私は基本的に「Roen」しか身に着けない。服、靴、アクセサリーのすべて。時折、KMRII、IF SIX WAS NINE、14th addictionなどのブランドを加えるが、私を知っている人には…

Alley Phoenix
3年前
3

「戻らない日常」を生きる、私たち。

 百年前。  日本に自動車はなかった。映画もなかった。  二年前。  日本に新型コロナはなかった。  コロナ禍の猖獗(しょうけつ)が続く日本の日常において、出掛け…

Alley Phoenix
3年前
2

「私の父親」について、今語ろう。

 私は父親についてあまり語ることがない。それは父親と私が共有した時間があまりに少ないからだ。そして私は、私の父親について誰かに何かを質問をされても、それに返答す…

Alley Phoenix
3年前
17

「バカな女」を満足させたい。

 分かったよ、もう一度書くよ。あなたが満足するまで。  バカな女というのは、「制度に甘えていない」という点でどうしようもなく男をそそる。魅力的である。 「制度」…

Alley Phoenix
3年前
17

「バカな女」は、たくましく、そしてカワイイ。

「バカな女」というのは、人類の歴史上欠かせない。人類が文化を発達させるための原動力が生まれたすべては「バカな女」がいたからである。  もちろん「本当のバカな女」…

Alley Phoenix
3年前
12

「opportunity」(おっぱいちゅにてぃー)が言いたくて仕方がない年頃。

 私の口癖は、「おっぱいちゅーにてぃー」。  一つの単語に「おっぱい」と「ちゅー」が含まれているのだから、誰でも言いたくなるでしょう、これ。エモい。  その意味は…

Alley Phoenix
3年前
2

「相対的」であることと、「絶対的」であることの狭間で。

「他の人なんて関係ない、自分がどうあるかだ。僕らはみんな世界で一つだけの花」。  これは「相対的」であるよりも「絶対的」であることの優位性を語っている最たる言葉…

Alley Phoenix
3年前
5

アメリカンドッグが食べたい。

 唐突に思い出した。  初めての海外旅行。行き先はニューヨーク。  帰国子女だった会社の同僚に、今度帰るから、一緒に来る? と言われて着いて行った。  ロングアイランド、ポートワシントン。  到着して三日目。 「ちょっと用事あるから行ってくる。夕方5時にクィーンズ・ビレッジ集合」  と言われ、どこ? それ。  英語もしゃべれないし、スマホもない時代。  ロングアイランドから電車を乗り継いで、マンハッタン、そこから自由の女神、そしてクィーンズに僕は向かった。  地下鉄の

『生存本能』 〜いま、私は此処にある〜

ホームレス(住所不定無職)からの復活を支えた 『破壊的文章術』 〜プレリリース版〜 一年前、私はホームレスでした。  世界中に新型コロナが蔓延しはじめたとき、私は移住していたマレーシアから日本に帰国。マレーシア国内で転職が決まり、就労ビザの発行を待つための一時帰国のつもりでした。  しかし、そのタイミングで新型コロナが世界中に拡がり、マレーシアは全土が都市封鎖(ロックダウン)。外国人の一切の入国を禁止。  世界の各国が次々に国境を閉じていきました。外国に入国できない。

¥10,000

Evergreen Forever 〜エバーグリーン・フォーエバー〜

第1章:Alley’s Life Chronicle(1)My Life Kick Start  おそらく僕は泣いていた。  Long Islandにあるおばさんの家に遊びに来ていた時のことだ。僕の頭を撫でながらなだめる母親の声も聞こえない。しばらくして、由美子おばさんがキッチンから戻ってきて、僕の目の前に立った。僕と目線を合わせるようにしゃがみ込む。そして、アルカイックな笑顔を浮かべ、また澄まし顔に戻った。由美子おばさんは僕が泣き止むまで、僕の瞳をじっと見つめていた。 「

鍵のない檻。それは、ただの「縄張り」。

「アムウェイ」が検索エンジン、Twitterでトレンドに入っていた。  私自身ががちょうど「アムウェイ」と関わりを持っていた最中であったので、何らかの示唆になればいい、と思い以下の文章を記します。  あくまで個人的な体験に基づき、独断的な意見、偏った考え、感情、過激な表現も含みますが、少しでも誰かの参考に、あなたの役に立てれば嬉しく思います。 「サルは木登りが得意で、トラは狩りが得意だ」 柄にもなく、フットサルをやってみた。  実のところ、私はサッカーボールを蹴ること

ジョーカーはいつも自分を『被害者』だと思っている。

 ハロウィーン。京王線の無差別テロの加害者は「ジョーカー」だった。  ババ抜きでは、敗者が「ジョーカー」である。  ジョーカーの仮装をした若者は「死刑になりたかった」といった。  社会から、親から、仕事から、人間関係から、属する世界すべてから「被害」を受けた。  その復讐としてのテロ。 「被害者が加害者になる瞬間」。  政治に騙されてはいけない、国に騙されてはいけない、陰謀に騙されてはいけない。  真実を知ること! 目を覚ませ! 騙されるな! と他人の胸ぐらをつかむ。  いつ

「知の荒廃」の先にあるものは、概要欄に貼ってあります。チャンネル登録してね。

 とある本に「日本人の三分の一は日本語が読めない」と書いてあって、絶望的な気分になった。  思い当たることがあまりに多すぎるのだが、まさかそれほどまでとは考えていなかったというのが正直なところ。平均的な日本人は、まだそこまでの惨事を招いていないと、高を括っていた。  別の本には日本人の国語力の平均は小学三年生程度、ともあった。  外国語を勉強すると実感として分かるのだが、「言語能力」は「読み書き」が基礎になる。 「英会話」だけを勉強している日本人はよくいるが、「日本語会話

Sweet sweet days in '90s.

 正直に言うと、ここのところ、女性ウケがまったくしない。 「面白くない」との感想が飛んでくる。特にある人から。ひどい。  このNoteもいつからか「武闘派」になってしまっていた。男の子向きだよね。  そういうわけで、志向を変える。 「夢をかなえる」という言葉に何も感じなくなったのはいつからだろうか。 「成功する」という言葉に違和感を覚えるようになったのはいつからだろうか。  僕らがまだ青年だった頃、夢は決して金とイコールではなかった。  当時のホットドックプレスやポパイ

「道」ではなく「術」を重んじて生きる。

『道』には、「人の守るべき義理。宇宙の原理。教え」という意味がある。 『術』には、「何回も行って自分のものとなった能力。手仕事の能力。学問。わざ」という意味がある。  これまでの人生、僕はずっと「道」を歩いてきたのではなく、「術」で生き延びてきた。そのように実感する。  優しいお父さんお母さんに育てられ、子供の頃から元気いっぱい、地元の中小企業に就職して、同僚であった女性と結婚し、二人の子供を授かり、生まれ育った町で幸せな人生を送りました。  というような三行で書けてし

私の言葉は武術です。読むと怪我するぜ。

 私は拳で人を殴り倒すように、言葉で人を殴り倒したいと思うときがある。  私は剣や拳で人を倒すことも得意としているが、下の格言を現実としたい。  ペンは剣よりも強し。  私は言葉を丁寧に扱わない人間が嫌いだ。  言葉を丁寧に扱わない者は、他人も丁寧に扱わない。  私は身体を粗末に扱う人間が嫌いだ。  身体を粗末に扱う者は、他人の身体も粗末にする。  中国武術には「抱拳礼」という礼式がある。  練習が始まる前、散打や套路の際、練習が終わるときには必ずこの抱拳礼を行う。

「信念を貫く」、ということ。

 私は基本的に「Roen」しか身に着けない。服、靴、アクセサリーのすべて。時折、KMRII、IF SIX WAS NINE、14th addictionなどのブランドを加えるが、私を知っている人には既知の通り、外出着、部屋着、ハンドタオル、枕カバーに至るまで「Roen」である。なので、私が身にまとう物はどうしても黒と赤。たまに白い日があるという日常である。  私の全身は、どの服、どのアクセリーを見ても必ず「ロエン骸骨」が施されている。  この「Roen」というブランドは、偏

「戻らない日常」を生きる、私たち。

 百年前。  日本に自動車はなかった。映画もなかった。  二年前。  日本に新型コロナはなかった。  コロナ禍の猖獗(しょうけつ)が続く日本の日常において、出掛けようとする際、Bluetoothイヤホンと「マスク」を耳にかけているかを、私は必ず確認する。 「戻らない日常」を私は生き続けている。  この原稿を書いている現時点で(2021年5月5日)、日本から一切の行動規制がなく入国が可能なのは、ドバイとアメリカのハワイ州のみであると思う。  世界各国と比べて、日本はワク

「私の父親」について、今語ろう。

 私は父親についてあまり語ることがない。それは父親と私が共有した時間があまりに少ないからだ。そして私は、私の父親について誰かに何かを質問をされても、それに返答することを慎重に避けてきた。語り始めれば長くなるし、さして他の人の興味をそそるとも思えない。  私は十五歳からずっと「死」というものを意識して生きてきた。意識せざるを得なかった。そしてずっと緩やかな死、積極的に「死にたい」とは考えないが「死んだ状態になりたい」と思っていた。  私の父親は四十六歳、私が十五歳の時に死んだ

「バカな女」を満足させたい。

 分かったよ、もう一度書くよ。あなたが満足するまで。  バカな女というのは、「制度に甘えていない」という点でどうしようもなく男をそそる。魅力的である。 「制度」というものは父権に支えられたすべてのことをいう。父権とは昭和前期から中期の「親父は黙って新聞を読んでいて、気に入らないことがあれば茶碗を投げつける」という情景に込められたものが象徴する概念だ。家庭の中に家父長より頭のいい女がいては困るので、バカを隠すために父親は、うるさい、と怒鳴りながら皿を投げつけて女と子供を黙ら

「バカな女」は、たくましく、そしてカワイイ。

「バカな女」というのは、人類の歴史上欠かせない。人類が文化を発達させるための原動力が生まれたすべては「バカな女」がいたからである。  もちろん「本当のバカな女」は救いようがないので、ある一定以上の知能を持った上での「バカな女」という定義に限ってのことになるが。  ちなみに「本当のバカな女」とは、男とセックスをしまくってめちゃくちゃな快楽を得たいという下品な欲望を覆い隠すために、死ぬ気などさらさらないのにリストカットをしたり、男に浮気されたから死んでやると叫びながら壁に頭をぶ

「opportunity」(おっぱいちゅにてぃー)が言いたくて仕方がない年頃。

 私の口癖は、「おっぱいちゅーにてぃー」。  一つの単語に「おっぱい」と「ちゅー」が含まれているのだから、誰でも言いたくなるでしょう、これ。エモい。  その意味は「機会」、「好機」で、おおよそ「チャンス」、みたいな感じ。 だったら「チャンス」でいいじゃないか、と言われそうだが、通は許さない。「おっぱい・ちゅー・にてぃ」と是非、口にしたい。言いたいだけ。  そんな前口上から「機会」について、おもむろに語り始める、私。  私は自称「おっぱい・ちゅー・にてぃー・マイスター」であ

「相対的」であることと、「絶対的」であることの狭間で。

「他の人なんて関係ない、自分がどうあるかだ。僕らはみんな世界で一つだけの花」。  これは「相対的」であるよりも「絶対的」であることの優位性を語っている最たる言葉だ。世界に一つだけの花。元々特別なオンリーワン。  ただ、偏差値やToeicのスコアなどは「相対的」評価であるので、深く考えるとなんだか微妙だよな、と僕は思ってしまうのである。同じ答えを書いても周囲が賢いかバカかで点数が変わってしまう。めちゃくちゃ「相対的」なんだよな。 「宗教」というものが世の中にはある。神様にす