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インタビュー業務を整理したら、希少価値が高いことに気づいた

昨日メディア立ち上げの打ち合わせがあり、ライター業務について棚卸しを行った。「1つの文章ができるまでにどんなフローがあるだろうか」「時間がかかる部分は何なのか」棚卸ししたことで、気付いたことがあった。

インタビューライティングってすごい。

「1つの文章を書く」と言っても、やらないといけないことがたくさんある。それを何事もなかったかのようにこなしていく。結構すごいことをやっているんじゃないだろうか。


特に僕がよく行うインタビューライターについて整理したい。


準備

取材対象者(企業)のリサーチを行う。

  • どんな人(会社)なのか

  • SNSはやっているのか

  • 何を聞くべきなのか

  • 記事はどんな流れで書いていこうか

  • 構成はどうしようか

外部に出ている情報が多いほど、準備に時間がかかる。取材時の質に関わる部分だからこそ、丁寧にやるようにしている。

所要時間:1、2時間


取材

聞きたいことを順番に聞くのではなく、場の雰囲気を見ながら流れに沿って聞いていく。尋問にならないように。

「取材対象者と仲良くなる」ことを意識していれば、自然と質問も出てくるはず。許可をとりつつ録音することも忘れずに。

  • シンプルに仲良くなれるように

  • 手書きのメモがあると“聞いてる感”が出る

  • 相槌とリアクションは大事

  • どこかで笑いをとれるように

取材だけの関係で終わらないよう、人としての振る舞いも大事にしていきたい。

所要時間:30分〜2時間


情報整理

取材時に気づいたことや文章として残しておきたいことをメモしておく。記憶が薄れないうちに、できるだけ早く整理すること。

  • 文章の中心になるところはどこか

  • 取材対象者の雰囲気

  • 違和感のない流れを作るには

情報整理の時間をとるためにも、取材後はできるだけ予定を確保するようにしている。取材から時間をかければかけるほど、記事の質が落ちる気がするから。

スピード感が大事。

所要時間:30分〜1時間


文字起こし

いきなり文章を書くのではなく、文字起こしをやるようにしている。文章のつながりはどうでもいいから、言葉にして整理していく。ここで録音ツールが活きてくる。

ツールによってかかる時間が変わるため、何を選ぶかは大事。

文字起こしだけ外注するのも手ではある。

  • 文字起こしに集中

  • ツールは使いやすいものを

  • タイピング能力を鍛えておく

所要時間:3〜5時間


文章作成

ここでようやく文章を作っていく。文字起こしをベースに情報を整理する。全体像は気にせず、段落ごとに作っていけばいい。

  • 意外とリード文に時間がかかる

  • 細かい修正は後で

  • 適度に改行すること

注意点を書き出せばキリがないが、まずは大枠を作ることを大事に。大枠さえ作れば修正は楽にできるから。

所要時間:2〜6時間


修正

段落ごとに見るのと文章全体で見る。木と森を見る的な感じ。

  • 最初から最後まで読み切る

  • 声に出して読む

  • リズム感を意識

違和感があれば修正して読み直す。これの繰り返し。そろそろ終盤である。

所要時間:30分〜2時間


画像・リンク挿入

文字だけでは読みづらい文章になってしまう。適度に画像やリンクを挿入すること。

  • 流し見してもいいような文章に

  • 画像やリンクを使ってメリハリを作る

  • 画像をもらう交渉をしておく

僕は取材対象者に画像をもらうことが多い。

自分のブログに投稿する場合、画像を適切なサイズに編集するのにもかなり時間がかかる。サイズ調整は結構大変。

所要時間:15分〜2時間


提出・入稿

クライアントワークであれば、提出して仕事が終わることが多い。

一方、自分のブログやワードプレスへの入稿も任されている場合、この作業も少し時間がかかる。

  • 見やすい構成にする

  • ミスなく入稿する

  • 装飾も大事

メディアによってルールもあるため、事前に整理しておくこと。ライターの場合、WordPressを扱えるようにしておくとGOOD。

所要時間:30分〜2時間


内容確認

記事を公開する前に取材対象者に内容を確認してもらう。文章の出し方や内容に修正点があれば、じゃんじゃん言ってもらうこと。

「記事を公開してもらってOKです」

この許可をもらうことで、堂々と公開できるようになる。時には大幅な修正がくることもあるが、確認を怠ることをしてはいけない。

所要時間:5分〜1時間


まとめ

「文章を書く」と一概に言っても、複数の工程が発生する。これを1人でやろうと思うとなかなか大変。逆に言うと、1人でやっている人はすごい。

なかなかできることではないため、自信を持って「インタビューライターです」と言うことができる。


僕自身、インタビューはすごく好きなので、今後も頑張っていきたい。







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