事業者さん自身が気付かない価値を見出すのが仕事

僕は普段、地域の事業者さんを取材し、事業者さんの特徴や魅力、商品などをInstagramで発信をしている。取材の中でよく思うのが、事業者さん自身が自分たちの価値に気付いていないということ。

「特別なものはないんだけどね〜」

「(めちゃくちゃすごいことをやっているのにサラッと)これは〜〜で〜〜」

「(こちらもサラッと)1900年からお店をやっていて」


事業者さんからすると当たり前のことかもしれないが、初めて聞く僕は驚きの連続。「すごいですね!」「それは貴重ですよ!」「こういう売り出し方をすればいけると思います」などなど、貴重な資源を見出すことが非常に多い。

自分たちの魅力や価値はなんで気付きにくいんだろう。


そういえば、僕も琵琶湖の価値に気付いたのはごくごく最近である。生まれてから24年も経つのに。

滋賀県民からすると、琵琶湖はあるのが当たり前で「日本一大きい湖」という事実を字面でしか認識していなかった。


そんな中、県外出身の友達が滋賀に移住してきて、僕に琵琶湖の素晴らしさを熱弁。やっと琵琶湖の素晴らしさに気付き始めた。

  • 車を少し走らせればすぐ行けること

  • ドライブのお供にぴったりであること

  • サウナの水風呂として活用できること

友達が移住してこなかったら、僕は琵琶湖の本当の価値に気付けなかったと思う。幸いなことに僕は気付けたが、他の滋賀県出身の方々はまだ気付けていないかもしれない。


要は、外部の人の方が価値や魅力に気付きやすいということ。事業者さんからすると、僕の方が魅力を発見しやすいし、滋賀のことであれば、移住者の友達の方が魅力に気付きやすい。

価値あるものを“当たり前のもの”として捉えず、“価値あるもの”と認識できるかどうか。

これには外部の力が重要になってくる。


だからこそ、第三者目線の情報発信が重要になる。これは断言してもいい。自分で自分の長所を発信するのは気が引けるだろう。何が価値になるか見つけにくいだろう。

そんなときには第三者の僕が「このお店は素敵ですよ!」と声を大にして発信すればいい。

(僕のInstagramでは「美味しいです!」「おすすめです!」とどれだけ連呼していることか…笑)


これからも地元の魅力あるものに出会えると思うと、ワクワクする。どんな人や商品に出会えるんだろう。

素敵なものに出会えたら、“ありのままの価値”を分かりやすい形で発信できるようにしていきたい。今後も楽しみである。



▼▼おばた・プロフィール▼▼


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