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437.日本の闇

僕にはどうにも腑に落ちないことがある。就活生で、しかも理系から文系に文転した僕だからこそ思うことかもしれない。それはビジネスにおいて、理系大学生よりも文系大学生の方が有利であること。


理系大学生

学年が上がるにつれて研究やレポート、実験の数が増える。もちろん負担増。多くの人が院に進む、または関係性のある仕事に就く。(化学系の研究→化学系のメーカー)。専門性は高い。ビジネス感度を上げるにはなかなか難しい。


文系大学生

学年が上がるにつれて比較的学校の負担は少なくなる。時間があるためバイトやサークル、インターンに挑戦しやすい。インターンをすることによって自分の経験・ビジネス感度が磨かれる。就活でもエピソードとして話しやすい。周りは色んな方面に就職するため、就活の情報が手に入れやすい。また、動き出しが早い人は早いため刺激されて早めに動く。


就活でできること

「あなたは何ができますか?ウチにどうやって貢献できますか?」と聞かれる。同じ人間性なら実務能力が高い方を選ぶだろう。そうなるとインターン経験が豊富な方が選ばれる。あれ?研究を一生懸命やってきたのに?

僕が理系にいる際、この差がずっともどかしかった。インターンをやりたいのに時間がない。周りにビジネス経験を積んでいるような学生はほとんどいない。どうしたら良いんだろうというモヤモヤの毎日。苦しかったなあ。


給料

医療系や保育士などは大学時の勉強量に対して給料が少ない。実習とか試験とかめちゃくちゃ大変なのに。結局コンサルの方がお金をもらえる。もっと給料が上がったらいいのになと思う。


誰も教えてくれなかった

文系大学生を責めたいわけでも理系大学生を哀れみたいわけでもない。なんでこの事実を中学や高校で教えてくれなかったのか。「理系か文系で迷ったら理系の方がいいよ。後から文転もできるし」と言ったのは誰ですか。文理を選択する際、めちゃくちゃ軽い気持ちで選んだのに。文理の選択で将来が全然違う方向にいくとは全く思わなかった。なぜなら誰も教えてくれないから。いや言い方が違うかもしれない。誰も教えることができなかったから。

理系は一度進むと逃げ道がない。入学の時点である程度道が決まってしまう。医療系なら病院くらいしかない。だから僕のように途中で意志が代わり大学を代えざるをえない人間が出てくる。一方、文系は就活のタイミングで方向性が変えられる。よっぽど専門性が必要なことでない限り、自分の理想を追い求められる。


選択肢を与えられるように

文系と理系を両方経験した僕だからこそ、伝えられることがある。将来的にはキャリア教育に携わりたい。大学生になるまでの学生に対して、色んな選択肢があることを提示したい。僕と同じように大学に入ってから辛い思いをしないように。教育現場ではまだまだ改善できることがありそう。



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