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17.問題です。2,000円の弁当を3秒で「安い」と思わせなさい 『まとめ』

会計や経営について書かれたこの本が非常に分かりやすかったので、大事なところだけに焦点を当てて、要約していこうと思う。


ポイント1

・売上ー費用=利益(or損失)

・利益を出すためには売上増か、費用減

・売れ残りは費用しか増えない

・『感情』ではなく『勘定』で考える⇐鉄則1

・商売は定期低収入と不定期高収入のバランス

・定期高収入はいずれ競争激化、不定期低収入は撤退して方が良い

・高収入だけでは資金繰りが不安定

・現金さえあれば会社は潰れない⇐鉄則2


ポイント2

・機会損失とは、本来得られたはずの利益が得られなかったことによって生じる損失

・売り切れ必至の人気商品は損失も大きい

・埋没費用とは、すでに発生済みで、今更どうしようもない費用

・販売機会を逃すことも大きな損失に繋がる

・いつも売り切れてないのが安心感、いつも売り切れてしまうのがブランド価値

・商品の特性や職場の状況によって、損失や費用の考え方は変わる


ポイント3

・会計は、感情や気分に左右されない数字の世界

・会計とは、数字を通して現在と未来を知ること⇐鉄則3

・社長の仕事は、お金を「現在どう回していくか」「将来に向けてどう使うか」

・会計センスを身に付けるには、定期的に特定の数字をとらえ、記録する


ポイント4

・人は得よりも損をした記憶の方が2倍強く残る(プロスペクト理論)

・無料には失うリスクがないため、損失を回避できるという安心感がある

・「うまい誘い話」は四則計算を使って見破る

・単位変換で、冷静に判断ができるようになる

・アンカリング効果とは、ある数字に引きずられて判断が左右すること

・不利な場合は、勝負をする土俵自体を変えるのが手っ取り早い

・価格が異なる商品が複数並ぶと、その中間価格が判断基準


ポイント5

・数字のロジック ①ナンバリング ②ランキング ③フィッティング

・数字には物事を整理し、理路整然とした印象を与え、注意を喚起する力がある

・①ナンバリング 数字を時系列などで並べることで、論旨が整理

・②ランキング 効率性とドラマ性

・③フィッティング 「神話性を持った数字」を時と場所に合わせて使う

・多くの人が知る「18」「11」「360」を有効活用

・別の意味を持たせている数字「8」「4」「9」

・ごろ合わせや記念の数字で印象アップ

・価格の「98」には「大台を切っている」というメッセージ性


ポイント6

・会社の1年間を締めることを決算、その締日が決算日、作る書類が決算書

・貸借対照表は、「自分の財産」と「他人から借りている財産」を照らし合わせた表

・損益計算書のキモは「増収増益」「増収減益」「減収増益」「減収減益」

・損益計算書は「利益か損失か」

・キャッシュフロー計算書は「お金が増えたか減ったか」


ポイント7

・資本主義とは、会社が資本をもらって財産を築き、そこから利益を出していく行為

・他人資本は「負債」、自己資本は「純資産」

・お金は、右側の負債、純資産から左側の資産へと流れている

・調達したお金を使うお金は一致しないとおかしい

・純資産がマイナスの状態が「債務超過」

・現金に近いものが上から順に並んでいる

・この先お金に変わるものは資産、これから払うものは負債

・資産の中には「不良債権」もある


ポイント8

・お客様、取引先、社員、銀行、国、最後に利益が残るというお金の流れ

・営業利益が伸びていれば、会社の成長は順調

・利益が出ていかなくても現金がなければ黒字倒産

・キャッシュフロー計算書は下から3行目の増減がプラスか否か

・注目すべきは、営業活動によるキャッシュフロー

・営業で金を稼ぎ、その金で投資をし、残りの金で借金を減らすのが理想


ポイント9

・老後の生活に必要なお金は8,000万円

・非日常な大きな数字ほど、四則計算で実情を知る

・現役時代に2,000万円貯めれば十分

・45年を3期に分ける

・お金を貯められるゴールデンタイムは、1期と3期しかない

・子供が10歳になるまでの1期に多く貯める


ポイント10

・「貯金なくして投資なく、利殖なし」の精神

・貯金額ー年収=投資可能額

・投資は回収してこその投資、「安全性の高さ」と「現金化のしやすさ」

・実感が持ちづらい投資は、ギャンブルのように変に気が大きくなる

・株式投資には、第3のゲイン「優待ゲイン」がある

・ハイパーインフレの防衛策として、株式。外貨

・貯金が十分にあれば、保険は必要ない

・「長生きリスク」に対応するため、60歳まで払い込みの終身医療保険


ポイント11

・不動産や自動車は増税後に値崩れの可能性

・賃貸住宅、商品券、プリペイドカード、医療などは非課税

・食費などの変動費の節約よりも、固定費削減を視野に家電の買替を検討

・増税直前には定期や前売券を購入

・金は大金がないと効果薄

・消費税は事業としての取引にしか課税されない

・中古物件、中古車などは個人売買で購入

・ネットオークションでの売買は消費税がかからずチャンスに


ポイントだけでなく、もう少し説明を読みたい方は以下のnoteを読んでほしい。前回のnoteで詳しく書いている。

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