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「成長しなきゃ」に苦しんでいる人へ

勤勉な日本人にとって、「成長しなきゃ悪」という概念がある。もちろん成長することは大事だし、「成長しなくていい」と言いたいわけではなくて。


昨日、あるツイートを見つけ、友達に共有した。

僕は100%納得していたが、友達の反応は少し違った。

これ心の中で完全に同意できない自分がおるから今度ディスカッションしよう。100%このマインドでいると、成長意欲を削ぐんじゃないかというのが理由です。

なるほど。そんな視点もあるのか、と勉強になった。僕が想定していたリアクションとは違う反応をくれたので、僕はこのツイートにどんなことを思うのか考えることに。

ツイートの背景や友達の疑問を解消するためにも、項目ごとに整理していきたい。

(大前提、有益情報を共有できる友達がいるのが最高。全部肯定するのではなく、自分の意見も入れてくれるのも最高。)


「得意なことしかやらない」の罠

得意なことで勝負するのは本当に大事。せっかく努力しても成果が出ない土俵は必ず存在するし、努力しなくても成果が出やすい土俵も存在する。だから、どこで勝負するかはすごく大事になる。

(個人的にもお気に入りのnote)


とはいえ、得意なことだけをやるには罠がある。それは、行動や経験をした人には通用するが、何もしていない人には通用しないということ。

野球で例えてみよう。

野球を始めたばかりの少年が「自分はバッティングが得意だから、バッティングしかやらない!」と言ったら、多くの大人が止めるだろう。

一方、プロ野球選手が「おれにはバッティングしかない。代打でもいいから試合に出るためにバッティングを極める」と言ったとしても、何も違和感はない。


つまり、「得意なこと」だけをやるまでに「得意ではないこと」もたくさん経験するから、自分が勝てる土俵を見つけやすくなる。

SNSで見かける「得意なことだけをやろうぜ」とか「好きを仕事に」という言葉の表面だけを受け取り、真に受けるのはかなり危険。目の前の点だけでなく、過去と未来も含めた線で考えていかないと。



成長意欲問題

前項で熱くなりすぎて、タイトルから程遠い内容になってしまったので、ここでようやく本題に。

友達が懸念していた「成長意欲を削いでしまう問題」について考えてみたい。


僕の結論を箇条書きでまとめてみる。

・成長は勝手にするもの
・成長できるかどうかは重要な指標ではない
・夢中になれるものを見つける方が大事
・意欲は仕組みでなんとかできる

こんな感じ。


就活でも「成長したいんです」と、よく話題に上がる。極論、成長するかどうかなんてどうでもいいと思っている。

僕がこれまで成長を実感できたのは、夢中になって取り組んでいたとき。楽しくて没頭した結果、気づけば前よりできることが増えていた。取り組んでいる最中に「成長してるなあ」と思った記憶もあんまりない。

だから、「成長しなきゃ」より「夢中になれることは何か」という観点で考える方がよっぽど有意義なんじゃないだろうか。

そんなことを言うと「夢中になれることが分かりません」と言われるんだろうけど。それは自己分析を続けて自分で見つけるしかない。自己分析で悩む方が「成長しなきゃ」という思いに囚われ、何もできないよりは断然マシだと思う。


まとめ

「成長」も「意欲」も、何に力を入れるのかを考えることが大事。自分が注力するべき部分で苦しんだり悩んだりするのは大いに結構。「意欲」は仕組みでなんとかなることもあるし。

僕自身が「成長しなきゃ病」に囚われていたから、悩んでいる人の気持ちはめちゃくちゃ分かる。だからこそ、「成長」という概念から一歩外に出ると楽になることも理解できる。

すぐに変化できることはないと思うので、「こんな考えもあるんだな」と1つの意見として捉えてもらえれば幸いです。



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