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『なんで家族を続けるの?』を読んで

文筆家の内田也哉子さん、
脳科学者の中野信子さんの5回に渡る対談本、
『なんで家族を続けるの?』を読んだ。
内田也哉子さんのご両親は、
言わずと知れた樹木希林さんと内田裕也さん。
也哉子さんが生まれる前から別居を続け、
会ったら包丁が飛び交うほど
喧嘩が絶えなかったのに、
それでも離婚をしなかったご夫婦。
中野信子さんのご両親は家でも口をきかず、
形だけの家族を続けてきたそうだ。
そんな二人が家族について語り合う、興味深い本。

頭のいい二人だから、
話は家族のことにとどまらず、
多岐にわたって脱線していくこともしばしば。
興味深いこともいろいろ知ることができた。
穏やかで幸せな日常は、
生命が続いて行くのにはよい環境。
人類は平和がいいとわかっているのに、
平和な状態って文明が発展しない、
停滞した状態でもあるとのこと。
だから人間には幸せを壊したくなる衝動も、
脳のプログラミングに入っているらしい。
それを読んでこんなものを書いてしまった👇

それから小さい頃から両親だけでなく、
親戚や知り合いの家に預けられたりして、
色々な家庭に育てられているような状況にいると、
子どもながらに遠慮を覚えたり、
その家の価値観を理解しようとしたりして、
社会勉強ができる。でも子ども自身は、
自分の居場所がないように感じていたりもして、
不安を抱えた子どもにもなりやすい。
家のカルチャーが違うということに、
子どもとしては面食らってしまうらしい。

いろいろな価値観の中で揉まれるのは、
知能を伸ばすにはいいとされているが、
愛着の観点から見ると、
人間関係を回避しがちになったり、
逆に、この人はと思ったら
しがみついてしまったりもする。
だから親でなくてもいいけれど、
養育者が何人もいる状態よりは、
特定の人がいることが大事みたい。
人によって一概には言えないとは思うけれど。

また、過敏なところがある人は、
親しい人に対しては、
過敏さがより鋭さを増してしまうことがある。
家族にはイライラして大変な人でも、
見ず知らずの人には穏やかな人だったりする。
これはうちの娘がまさにそれ。
学校では人当りもよくいい子で、友達もいて、
最近知ったのだが男の子にも適度にモテるらしい。
「育てやすそうないい娘さんね」
と言われたこともあるのだが、私にとってみれば、
生まれた時から常に反抗期みたいな子で、
家では泣きわめき、叫んで、
そうかと思えばべったりあまえて、
常に「ママがいい」とくっついてきて、
それはもう大変なのだ。

こうなったのには
いろいろ思い当たる節もあるのだが、
個人的なことなので、後日、
有料記事にて書くかもしれない。
今まで投げ銭方式以外は
有料記事を書いたことがないのだが、
今後はプライベートなことを書くのに、
利用していこうかなと思ったりもしている。
だが定期的にではなく、
ごく稀に、だろうけれど…。

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