我が子への余命宣告。そして僕は難病を愛することにした。
平成16年10月 真翔(まなと)は我が家の3男として生まれた。
真翔が生まれてくるのを僕も妻もお兄ちゃん達もとてもドキドキして待っていた。
そして真翔が生まれたとき本当にみんなが大喜びで、
上のお兄ちゃんは、僕が報告する前に嬉しくて幼稚園のお友達や先生に真翔が生まれたことを報告したり。
下のお兄ちゃんは、初めての弟に少し緊張していた。
生まれたときは少し小さ目の2684g。
その後一ヶ月検診なども何の問題もなく、本当に普通の生活を送っていた。
12月に入り寒さと乾燥のせいか、真翔の唇が少しきれることがあった。
しかし、それ程気に留める事もなく。
後日、咳がでて便が少しゆるかったので近所のかかりつけの個人病院へ行き健診。便も少し白く診断はロタウイルス(白っぽい下痢便が特徴で生後6ヶ月から2歳の乳幼児に多く、冬から春先にかけて流行ります。症状としては激しい嘔吐と熱が出て、白っぽく水っぽい下痢をします。)ではないかと言う診断だった。その日は薬をもらい帰宅。
数日後の日曜日、真翔の顔を見ると糸のような少量の鼻血がていた、便にも少し赤茶色の塊が出ていたので慌てて救急病院へ向かう事にした。
不安を抱えて向かったが、そこでの診断もロタウイルス。鼻血はただの鼻血という診断。
「鼻血は変じゃない?」という気持ちが僕の顔に出ていたのだろう。「鼻血が気になるのなら救急の耳鼻科へ行ったらどうですか?」と、あっさり言われてしまった。
親としてはやはり気になる。不安が残るなら払拭させたい。
その晩救急の耳鼻科へと連れて行くことにする。
そこでの診断も、やはりただの鼻血という診断。(心配しすぎだったのか・・・)ホットしその後帰宅。
翌日の朝、念のためにかかりつけの個人病院へ行き昨日あったことを全て話すことにした。
不安を取り除く為に採血検査もした。白血球の数値が少し高いが特に何も異常がないという事だった。
やっと不安もなくなりホットして帰宅したのだが、
その晩、採血をしたところの血がまだ完全に止まっておらず、慌ててかかりつけの病院へ連絡、医師から「至急来てください!」病院へと駆け込む。
(採血してからは8時間以上経っていた)
【第2話】
【第3話】
【第4話】
【第5話】
【第6話】
【第7話】
【第8話】
【第9話】
【第10話】
【第11話】
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?