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『刀は常に磨いておくべし』

大学時代って
高校生とは違う自由さがあった。
楽しかったなぁ〜
戻りてぇ〜なぁ〜
青春時代のあの頃に。


先日、
結婚記念日に
この記事を書いてから
ずっと大学時代を思い出している。

大学1年生。
書道部に入ったら
毛色の全く違う私を
先輩たちは可愛がってくれた。


三重県の大学だったから
三重県出身者が
もちろん多い。
みんなゆっくり話している。

『そうなんさ〜』
『ちゃうに〜』

このスローテンポ感
わかってもらえます?


そんな中、大阪出身の
高速回転でボケ倒し
人の話にツッコミまくり
先輩たちを褒め倒す私を
まるで珍獣でも見るかのように
先輩が集まってくる。


三重県の人は
私がボケても
誰もツッコんでこないから
自分でボケて
自分でツッコまないといけないから
忙しくてしかたない。


たしか、
さぼてん主婦さんも
名古屋に行った話で
同じことを言っていたはず。


パーマをかけた
目の細い私がしゃべり倒すだけで
笑いが起こった。
(当時、フックンの写真を持って美容室に行きパーマをかけたらイケてる男と勘違いしていた私)


大阪と違って三重県は
とにかくハードルが低い。
まだオチを言ってもないのに
先輩たちはゲラゲラ笑う。


『ちょっとちょっと〜
これからが1番オモロイとこやのに〜』


とよく思っていた。


大阪の友達なら
厳しくダメ出しされる話でも
三重県では大爆笑になっていた。
私は気持ちいいんだが
これでいいのか?
とも思っていた。


休みの日には
女性の先輩たちから
お座敷がかかる。
書道部の1年には
私と同じ高校から行った
京都の男友達もいて
一緒に呼ばれた。


京都出身だから
私がボケたらツッコんでくれる。
何を言っても先輩たちは大爆笑。
気持ちはいいのだが
これでいいのか?
甘えてはいけないと
常に危機感を持っていた。


私にとっては
かなりぬるま湯の状態で
たまに大阪に帰ると
地元の友達からは

『お前、オモロなくなったなぁ』

と、
1番恐れていたことを言われた。


これではいけないと
友達との会話を通して
刀を磨くように
ボケ倒してツッコミまくっていた。
ヨシ!と自分で満足する状態に
戻してから
三重県に舞い戻っていた。
(アンタ何者よ!?)


今年の夏は
書道部で
三重県に集まって
同窓会をするという。


さて、
そこで私は何をすればいいのか?
あのユルユルな空気に惑わされずに
刀を磨いていこう。


#なんのはなしですか


最後まで読んでいただき
ありがとうございました。

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