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不器用さん向けライフハック/①一覧性

はじめに

私は現在25才の主婦です。田舎で夫と息子(1才)と3人暮らしをしています。

私はADHD(注意欠陥・多動性障害)です。
小さい頃から不器用で、忘れ物やなくし物、うっかりミスが多い子どもでした。小・中学校では宿題をやらず、高校には毎日のように遅刻していました。それでも、多動性や学力面での問題が目立たなかったためか、先生から問題にされたことはほとんどありません。また、寛容な両親の元では「おっちょこちょいな子ども」として片付けられていたように思います。
ADHDの診断を受けたのは19歳の時です。「学生になってひとり暮らしを始めた途端、うまくいかなくなって受診した」という、よくあるパターンですね…

それからの6年間は、本当にいろんなことがありました。
大学に行ったり行かなかったり、留年したり中退したり。コンサータやストラテラを飲み、カウンセリングに通いました。それから、妊娠して、薬やめて、結婚して、出産して…
今は通院も服薬もしていませんが、楽しく(ドタバタと)育児をやっています。また、去年の4月に通信制の大学に編入して、勉強も続けています。

このnoteは、そんな6年間で試行錯誤してきた中で「うまくいったこと」だけを集めて、一般化したものを「ライフハック」として紹介するものです。
発達障害の有無とは関係なく、誰でも使えるようなものを目指しました。
人によって置かれている環境や困りごとの内容は違います。ぜひご自分の身の回りのことに置き換えて読んでもらえると嬉しいです。

はい、まずは画像で、どうぞ。バン

基本のライフハック4選

(A4サイズで作ってみたので良かったら保存・印刷どうぞ)
今日はこの画像の①についてもう少し詳しく説明してみたいと思います。

「一覧性」とは

いちらん‐せい【一覧性】 
全体の内容がわかるように記されていること。ひと目で全体が見渡せるようにまとめられていること。出典:デジタル大辞泉(小学館)

ポイントは「ひと目で」「全体が」というところです。パッと見で、全部わかる!ということ。(私はこの「パッ」の部分で目を見開くようにして、体に感覚を染み付けています。パッ!

探し物ばかりしている人へ

この「一覧性を高める」という考え方は「片付けが苦手で、探し物ばかりしている」という、物の管理が苦手な人におすすめの方法です。

私も忘れ物やなくし物がとても多く、「筆箱は持ってきたけど中身が無かった…」みたいなこともよくやるのですが、筆箱やポーチを透明なものに変えただけで、こういったミスが激減しました。いちいち全部ひっくり返さなくても、消しゴムや口紅が見えているというのはとても楽で安心です。入っていない時もすぐに気づけるので、どこかで置き忘れてそのまま失くしてしまうということが減りました。(と思っていたら、先月筆箱ごと消えてしまいましたが…まあ、そういうこともある。)

(私の大学の勉強セット。透明なものに透明なものを入れている)

他にも、私がやっている工夫をご紹介…
・洋服はできるだけハンガーにかけて見えるように収納する
・食品は透明な容器(ガラス製やプラスチック製)で保存する
・大事なお知らせや公共料金の請求ハガキは壁に貼る

このルールは取り組みやすくて即効性があるのでオススメです。

スケジュール管理には紙の手帳を

一覧性を上げるという考え方は、物の管理だけでなく、情報やスケジュールの管理にも使えます。紙の手帳の良さはまさにこれです。パッと見てわかる。(デジタルは階層構造なのでカバンや筆箱をいちいち開けている状態です)

そして、見通しをたてるのが苦手という人におすすめしたいのがガントチャートです。(何それという人は画像検索)私は作っている物や課題の進捗を記入したり、毎日やりたいこと(ルーティン)ができたかどうかのチェックに使っています。

画像に書いた手帳はダイゴーという会社のものです。
サイトではB5版売り切れちゃってますが…私は東急ハンズで買いました。ポイントはカレンダーとガントチャートが同じページに載っていること!つまりパッと見で、全部わかる
堅めのデザインですが、かなり使いやすくておすすめです。(もうちょっとカジュアルなのが出たら嬉しいなあ…)手帳についてはまた追々詳しく書きます。
とりあえずガントチャートを使ってみたいという人はWeb上で配布されているものを印刷してみてください。

外出が制限されて辛いという人もいると思いますが、この機会に身のまわりのことを整えると、自粛明けも気持ちよく過ごせるのでは…と思います。五月病対策としても。もちろん無理のない範囲でね。

ここまで読んで下さって、ありがとうございました!

次回は②課題は小さく分解するについて書きます。
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