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【ひきこもり】支援を選ぶのは自分自身、作業所はさっさと卒業する場所

前記事で作業所なんて行かずさっさと就職したほうが早い件という持論を展開させていただいたが、福祉関係者から「作業所にも意味や意義がある」というお言葉をいただいたので改めて作業所に関する記事を書いてみる。

思い立ったが吉日。しかしさっさと就職できない理由

ひきこもり歴が長くなるにつれて社会復帰が怖くなる。自分自身が世界一ダメな人間だと思い込み、いっそのこと一生ひきこもっていたほうがましなのではないかという悪循環に陥る。自尊心や自己肯定感がなくなり、社会に必要とされていない私は何のために生きているんだろうというネガティブな思考にどんどんハマる。私は何とかそこで力を振り絞り助けを求めて欲しいと書いた。一般的には地域にある支援センターや病院だが、そこでは必ずといってデイケアや作業所を勧められる。
「まずは規則正しい生活を送るために病院のデイケアに通うことを目標にしましょう」
「定時に行って帰ることを目標にしましょう」

何のためにデイケアや作業所にいくのか

自己管理ができる人はデイケアや作業所に行かなくても、決まった時間に起きてハローワークに行って仕事探しをすれば早いのだが、何から始めていいか分からない人にとってはデイケアや作業所はとっかかりとして活用するのも良い。ただし大前提として「さっさと卒業すること」である。

デイケアは大人の幼稚園という比喩があるが、退屈な場所だ。作業所も慈善事業じゃないので何かしらの作業をして「工賃」をもらう。しかしその作業自体が退屈になったら即仕事探しを始めるのをお勧めする。ちなみに厚生労働省の統計によると、平均工賃は205円。(出典:「厚生労働省HP 障害者の就労支援対策の状況」)

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障害者総合支援法による就労系福祉サービスの選択

一概に作業所といっても様々だ。障害者総合支援法によると3つの福祉サービスがある。就労定着支援事業は就労後のサービスなのでここでは除外する。(出典:「厚生労働省HP 障害者の就労支援対策の状況」)

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病院のワーカーや支援員から作業所に行けと言われたら自分自身に合ったサービスは自分で選ぶべきだ。お勧めされたから…とか受動的に通っていても何のスキルも習得できず時間のロスだ。

民間事業所の参入によって今は多種多様の福祉サービスが展開されている。見学に行く時に「就職率は何パーセントですか?」「定着率は何パーセントですか?」と聞いてみるとよい。作業所によって利用者の囲い込みが横行しており「就職率0%」なんていう事業所もざらである。実際に私が通っていたところも就労支援なんてほぼ0に等しかった。自分がやってみたい、あるいは興味がある分野の作業所を選び短期間で卒業することを目標とする。

実際に作業所を見学してみた

いくつか作業所を見学したのだが、対応する職員があからさまに不躾だとかいい話しかしないところは避けた方がよい。私も初対面にも関わらず職員にため口で「えっとさぁ…言ってる意味わかるかな?」と言われたのでカチンときてしまった。あからさまに人を見下すような態度でバカにしてくるモラルの低い職員は腹が立っても相手にしないのが一番楽だ。作業所見学については長くなるので別記事で書くことにする。

多様化する福祉サービス

今はITやWEBに特化した事業所も増えてきた。興味のある分野について「強い」人材を育て、早く就活のステップに移行するというのが一番理想的だ。囲い込みをする作業所は近い将来淘汰されるだろう。

サービスや支援を選ぶのは自分自身。その後の人生も自分次第。楽しく生きていきましょう。



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