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INVISIBLE WORLD...最初に胸の鼓動が教えるもの...


好奇心の強いコアは、考えた。

どうして人は違うのか。

ねー、アブソリュート、なぜ人は違いがあるの?

アブソリュートは言った。

お前は、また面白いことを言うな。

そんなこと考えたこともねぇ。

でも、言えることは、違いがあるから面白いし学べると思う。

おれは、おまえと違うからお前のことをおもしろいと思った。

物事は絶対と言い切れないことを学んだ。絶対だと思うと視野が狭くなるんだよな。

違いがあるから、面白い。

でも一番違って惹かれるのは、女だ。


コアは聞いた。

女ってなに?


アブソリュートは、豪快に愉快に笑った。

ガハハハハ!やっぱおもしれーな、お前。

見せてやるよ。

アブソリュートは、コアを引き連れて街に出た。

あたりは、人が沢山いた。

コアは、人が波のように見え、自分が海に浮かぶ小さな船のような気持ちになった。

アブソリュート、僕酔ったよ。

アブソリュートは、また豪快に愉快に笑った。

ここに来た事ないのか?

ここは、人が一番多く集まる街だ。

おい、見ろ、あれが女だ。

コアは、アブソリュートが指差した方を見た。

そこには、アブソリュートと比べ小柄で細くて、白い人がいた。

今まで出会った人々とは違うものを感じた。

なぜか心がほんわか温かくなり、自然と笑顔になった。

すると、その白くて細い人は、こちらを向き、ニッコリ笑顔になった。

コアは、胸が一回大きく波打ったと気づくと、どんどん早まるのを感じた。

コアは、アブソリュートに言った。

僕の心臓、優しく包まれて速く揺らされている気分だ。

その細くて白い人は、近づいてきた。

コアはその人しか目に入らず、どんどん近づくその人を見て

鼓動はより強く速くなるのを感じた。

しかし、磁石のS極とS極のように、

近づきたくても抵抗が生まれて、

コアは後ろに後退りした。

すると、アブソリュートが

N極のようにすんなり、彼女に近づき触れた。

やー、ピスフール!

彼女の白い頬は、ほんのりピンクになり、花が咲いたような顔をした。


コアの胸は、鷲掴みにされたように、ズキっと痛みを感じた。


見てくださり、ありがとうございます♡これからもあなたが楽しく、健康的な人生を送れるよう、お手伝いができたらと思います! これからも面白い物語の提供や企画をする予定です!サポート貰えたら嬉しいです^_^