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チェコ在住。 旅と音楽、写真、そして食べることが好き。 2021年10月にトルコに行…

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チェコ在住。 旅と音楽、写真、そして食べることが好き。 2021年10月にトルコに行ったらすっかりハマってしまい、 備忘録や旅日記を書き留めておきたい …というわけでnoteはじめました。普段はチェコのことを綴っています。

最近の記事

チェコでVltavín(モルダバイト)採掘した話 その2

2つ目は結構大きなサイズだったので興奮してしまった。 こちらも洗うと綺麗な深緑が姿を現した。 その15分後くらいにまたホンザが3つ目を発見。 この日のホンザは絶好調だった。 私は最後の最後で1つ見つけた。とは言え、夫婦の片方が堀り、片方は土をならしたりする作業を交代でしていたので(掘るのはホンザが7割、私が3割だったけど)あくまでも「2人で見つけた」と私は言っているわけですが。 この日は25度くらいに気温が上がり、結構暑い上に慣れない作業で私は途中からヘトヘト。 この時

    • チェコでVltavín(モルダバイト)採掘した話 その1

      モルダバイト。チェコ語ではVltavín(ヴルタヴィーン)と呼ばれている。 約1450万年前、大きな隕石が現在のバイエルン州に落下。 衝突によって放出されたエネルギーは、直径24km、深さ1km近いクレーターを形成した。 この場所には石英を多く含む砂質の堆積物があったそうで、衝突により溶融され250kmから400km範囲に放出された。 その放出された場所こそボヘミア、すなわち現在のチェコなのです。 ヨーロッパで唯一のテクタイトであり、ヴルタヴァ川周辺で見つかっている。ヴル

      • コトル湾の絶景を見渡す 9

        この日はコトル湾と旧市街が見渡せる城跡を目指すことに。コトルは城壁があり、そこを登っていくのだ。昼間は気温が高くなることは安易に想像できたので、熱くなる前の午前中には頂上に到着したいところだ。 私たちが滞在しているアパートから再びコトル旧市街を目指す。 コトル旧市街から頂上に向かう門があるが、このルートから行くと8ユーロの入場料が必要。(下の写真がその門) 但し無料で登れる別のルートがあるという事前情報を入手していたので、そこから登ることにする。 その無料ルートは旧市街の

        • 海の見える町でオリーブをつまむ 8

          コトル旧市街は門を出ると車が走れる大通りがあり、その大通りを渡ると海、港がある。 港には大きな客船が停まっていたりする。港の公園のような場所がありコトル湾ツアーを売りにしている小型ボートがたくさん停まっていて、呼び込みをしていた。 コトルの旧市街でランチを食べようと思ったけど、どこのレストランもそれなりに観光客で賑わっており、ゆっくり落ち着いた雰囲気で食べれるような感じではなかったことから、旧市街を後にして一旦アパートに戻りアパート近くにあるレストランに行くことにした。前

        チェコでVltavín(モルダバイト)採掘した話 その2

          猫たちが暮らす町 7

          コトルではよく猫と出会った。旧市街の中でも猫たちによく出会った。 (過去の記事5でも猫については少し触れています) 旅先での猫と言えばトルコを思い出す。トルコは猫天国だった。どの町に行っても猫だらけだった。そして出会った猫たちはとても人懐こくて人間大好き!って感じで人間に近寄ってきてスリスリしてくる猫が多かった。勝手に膝の上に座ってきてスヤスヤ寝てしまう仔猫もいたほど。(かわいすぎて起こせなくてトイレを我慢してしまう程) コトルの猫はトルコほど人懐こい感じではなかったけ

          猫たちが暮らす町 7

          コトル旧市街を歩く 6

          コトル旧市街は歩いてまわれるサイズなので、日帰りで訪れる観光客も多い。また、ジブリの「魔女の宅急便」や「紅の豚」のモデルとも言われるクロアチアの有名なドゥブロブニクから車で2時間少々の距離なので日本人観光客はドゥブロブニクから日帰りの人も多いんだとか。 さて今回はコトルの旧市街の見どころを。 <時計塔> 1602年に造られたとのことで今年が2022年なので計算したら420年前のものになる。修復などはされているかとは思うけど(詳細は知らない)420年もの時を経て今もここに存

          コトル旧市街を歩く 6

          路地裏の魅力 5

          ようやくコトルの旧市街に到着。後に知ったのだが、南門と言われるところから旧市街に入った。コトルの旧市街には南門の他に正門、北門があるようだ。入って少ししたら猫たちに遭遇する。 一匹ではなく何匹もいる。しかも結構人懐こい。人を見て逃げ出すわけでもなく近づいてくる猫もいれば、人間に見向きもせず置かれているカリカリのエサを夢中で頬ぼっている猫もいる。 トルコに行った時もそうだったけど、モンテネグロという国も猫に優しいのかもしれない。猫と旧市街という光景はとても相性がいいように思

          路地裏の魅力 5

          コトル湾沿いの石造りの家や海が見える風景 4

          朝、目が覚めた。 随分とぐっすり眠ったものだ。私もホンザも夜中に一度も起きることがなかった。よほど疲れていたのだと思う。 コーヒーを淹れ、朝食を作る。 コーヒーとコーヒーの直火式のエスプレッソメーカーはチェコから持参している。食材もいくらかは持参していて、持参したサラダ菜とあるもので適当に朝食。チェコで育てているサラダ菜が今回の旅行で留守の間に水やりができず干からびて全滅するだろうと思っていたので、サラダ菜たちを引っこ抜いて新聞紙に包んで持ってきていたのだ。ちなみに結構な量

          コトル湾沿いの石造りの家や海が見える風景 4

          1400㎞、19時間のロードトリップ 3

          モンテネグロの山道をしばらく走り続けると、山道には変わりないがクネクネした道ではなくなり広々とした道になった。そして雪山が現れた。 Žabljak、Motički Gajという町を通り過ぎると、とても見通しがいい景色が広がるルートになり、のどかな景色になった。 下の地図を見てもらうとわかると思うけど、モンテネグロは本当に山だらけで1500m~2000m級の山がいくつもいくつもある。 少し先で車数台が立ち止まっていた。何かと思ったら馬! 田舎アルアルの光景になんだか少し

          1400㎞、19時間のロードトリップ 3

          越えても越えても終わりが見えない 2

          セルビアの入国審査もスムーズで無事にセルビア入国。朝5時くらいだった。このセルビアという国、縦に長い。日本の福島県を思い出す。私の日本の故郷である静岡も横に長く、走っても走ってもまだ静岡かよ・・・ 状態なのだけど、セルビアもそうだった。道路標識に「Beograd(ベオグラード)」の文字と「Čačak (Чачак)」の文字が。私たちはČačak方面に進む。 セルビアでも運転を交代した。私が運転を始めたら小雨が降ってきた。 途中からは山間の下道を走っていたのだけど、綺麗なグリ

          越えても越えても終わりが見えない 2

          海を求めて車で国境越えする話1

          久々のnoteです。 今回は海を求めて車で国境を越えする話を。 私が暮らすチェコという国には海がない。日本では海がある町に住んでいたのに海が全くない国に住むようになって、海が恋しくなることが多々ある。なによりシーフードが恋しい。 海がないチェコの人々は夏のバカンスを海があるクロアチアで過ごすことが多い。クロアチアはチェコ人にとっての避暑地と言っても過言ではないだろう。 私とチェコ人の夫であるホンザは夏休みの休暇を前倒しして5月~6月にかけて取得することにした。昨年10月

          海を求めて車で国境越えする話1

          チェコのイースターの話

          Dobrý den!(ドブリーデン=こんにちは) ご無沙汰しております。 今日はチェコのイースターの話を書こうかと。 今年2022年のイースターは4月17日の日曜日。 そんなわけでまだ一か月以上あるけど、チェコでは1月を過ぎた頃からイースターグッズがたくさん並び始めている。バレンタインやホワイトデーなんかスッ飛ばしてイースターなのである。 そもそも「イースター」とはなんぞや?って感じですが、イエス・キリストの復活を祝う日のこと。日本では「復活祭」、チェコ語だと「Velik

          チェコのイースターの話

          いちご大福を連想するチェコのいちごのクネドリーキ

          これまただいぶご無沙汰していました。 今日はチェコの食事の1つについて書いてみようと思う。 今日紹介するのは、日本のいちご大福にどこか似ているような似ていないようなチェコ料理「いちごのクネドリーキ」。 チェコ語で書くと「 Jahodové knedlíky」という料理名です。Jahoda(Jahodové)がチェコ語のいちごを意味し、 knedlíkyというのはチェコによくある茹でパン(または蒸しパン)のことを意味する。 どんな料理かというと、こんな感じ。 見た目はなん

          いちご大福を連想するチェコのいちごのクネドリーキ

          チェコのビールに合う酒のつまみの話

          少しご無沙汰しておりました。 今日はチェコのお酒のつまみ、そしてレシピも書いてみようかと。 チェコという国はビールがとても安い。そして美味しい。 国民一人当たりのビール消費量は28年連続で世界一なんだと。 しかも2位の倍近い量でぶっちぎり1位です。 日本だったらちょっとしたつまみを食べながらビール、お酒を飲む人も多いことと思う。 ただチェコで飲み屋でビールを飲む時、チェコ人たちはひたすらビールを飲み続ける。つまみを口に入れる人は少ない。恐ろしい光景である。 同じチェコで

          チェコのビールに合う酒のつまみの話

          チェコ<クリスマスの伝統クッキーの話>

          クリスマスは終わってしまったけど、今日はチェコのクリスマスのクッキーの話を書こうと思う。 私が暮らすチェコではクリスマス前のアドベント期間が始まるとcukroví(ツクロヴィー)というクリスマスのスイーツ、クッキーを作る。その話は少しだけ下記で書いていますが、 私がチェコのcukrovíに出会ったのは2014年。ホンザの実家で義母が作るVánoční cukroví(クリスマスのクッキー)がcukrovíとの初めての出会いだった。 アフタヌーンティーで使われるような3段

          チェコ<クリスマスの伝統クッキーの話>

          チェコ<クリスマスの話3>

          チェコのクリスマスについて書いてたら長くなりすぎたので小分けにして書いています。前々回、前回に引き続き、チェコのクリスマスの話を。 チェコではクリスマスプレゼントを運ぶのはサンタクロースではなくJežíšek(イェジーシェック)という幼子イエスである。Ježíšekは誰にも見られずにプレゼントを置いて行くんだそうで、その姿は誰も見たことがないという。 クリスマス時期の町の広場には子供向けにこのようなJežíšek宛てのお願いの手紙を書くスペースが登場する。お願いを書き鐘を

          チェコ<クリスマスの話3>