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コトル湾の絶景を見渡す 9

この日はコトル湾と旧市街が見渡せる城跡を目指すことに。コトルは城壁があり、そこを登っていくのだ。昼間は気温が高くなることは安易に想像できたので、熱くなる前の午前中には頂上に到着したいところだ。

私たちが滞在しているアパートから再びコトル旧市街を目指す。
コトル旧市街から頂上に向かう門があるが、このルートから行くと8ユーロの入場料が必要。(下の写真がその門)

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但し無料で登れる別のルートがあるという事前情報を入手していたので、そこから登ることにする。
その無料ルートは旧市街の西側にあり細い道を通っていく。石がゴロゴロしたような道だ。

道はクネクネしており、すでに太陽が昇り暑い。水分補給をしながら登っていく。このルートはマイナーではないけどメジャーでもないのか人がほとんどおらず、かといって人が現れたかと思ったら少し上にあるカフェで働いてる人のようで、クネクネ道のクネクネを通らずまっすぐと登っていく。体力あるな・・・慣れってすごいな。と妙な感心をする。下から30分くらい登った場所にカフェ(というか休憩所)があって、そこでビール飲んでる高齢夫婦がいた。ホンザは「うちのお父さんやお母さんは、こういうとこで絶対飲むタイプ」と笑いながら言っていた。私たちは休憩をせず、先へ先へと進んだ。

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石造りの廃墟のような建物があるエリアを通り過ぎると小さな教会があった。人に会うと大体「ハロー」など挨拶で声を掛け合うのだけど、そこで声を掛け合った高齢者夫婦はなんとチェコ人だった。少し会話を楽しんだ。

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草っ原を歩いていると「蛇がいるぞ、気を付けて」とホンザ。ホンザはいつも蛇を見つけても結構冷静なんだけど、私はビクビクして歩く。更にはその高齢夫婦のチェコ女性は私以上にビクビクしながら歩いていた。

その先にはハシゴがあり、そのハシゴを登り、窓があっただろう場所をくぐる。「こんな場所をくぐるのか?」と思ったけど、そこがルートらしくそこをくぐると通常のルートと合流した。

そこから更に少し歩くがもうすでにコトル湾が見渡せる。絶景だ。歩き続け、ついには頂上らしき場所に。モンテネグロの旗があるから頂上なんだな、と気づいた。

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この場所から見渡すコトル湾、旧市街はまさに絶景そのもの。がんばって登ってきた甲斐あったわ。と感じる。

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下から見るととても高い場所にあるように感じた頂上だけど、徒歩で1時間弱だった。そしてこの時間帯はまだそこまで人がいなかったので、頂上付近の廃墟となっている城跡、城壁を色々と歩いて回る。

帰りは登ってきた道ではなく、下りは通常ルートを歩くことに。通常ルートを歩き始めたら結構人がたくさん登ってきた。ゼイゼイいいながら。私たちが登ってきたルートは整備されていないわけではないけど、例えて言うなら地元の人が登るような感じか。入場料を払うルートは整備されていているが階段だらけ。石の階段を登り続けるのも結構大変だろうなと感じた。

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下ってすぐのところに教会があり、そこで休憩している人の姿も多かった。ジュースなどをクーラーボックスに入れて登り、販売している人もいた。

そして旧市街に下ってきて、私たちはピザを食べた。実は前日の夜、小腹が空き偶然立ち寄ったピザ屋で1ピース買って食べたら驚くくらい美味しくて感激していたのだった。

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そんなことがあり、昼はピザを一人1枚食べよう!と私もホンザもピザを食べる気満々でいた。

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一人一枚はやはり量が多くて食べきれず結局半分くらいは持ち帰りにしてもらったけど、ここのピザはとても美味しかった。イタリアが近いからか、ピザもおいしいのかもしれない。店は人気なようで、狭い店内だけど常に満員だった。1ピースずつ買えるピザも人気で外まで並んでいた。

つづく

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