見出し画像

仕事とお金に対する考え

最近の私と言えば、専ら仕事。
仕事仕事家事仕事。睡眠。
こう並べると、忙しそうだが、というか紛れもなく忙しいのだが、一般的な「忙しい」とは少し意味が異なる。一般的な忙しいは、心身共に疲弊、疲労。こんな感じであろう。

一方私は、クリエイティブな仕事過ぎて、やる気は満タンで、脳内に余裕があり、健康な時でないと仕事が進まない。この条件が全てバッチリ揃ったところで、クリエイティブな作業が続くので、捗りは悪い。サクサク進む訳がない。

漫画家や小説家、映画監督やイラストレーターなどなど…と、例えると分かりやすいと思う。彼らは、アイディアがポンポン浮かんでくるわけではない。考えてもがいて、浮かんだと思ったら駄作で修正、の繰り返し。
私も、クリエイティブレベルは彼らと同じで、ホームページをどうデザインするか、何色を使うか、どんなイラストや写真を挿入するか、それは買うのか撮るのか……などなど。
web広告にしても、どういう言葉が響くか、なぜコレだとクリック数が低いのか、上げるにはどう工夫したら良いか…等々、キリがないほど同時に様々なことを、自分で考えて、誰にも答えはもらえないまま、もがき苦しんでいる。

そんなこんなの毎日だから、仕事は、捗らない。そして、頭をめちゃくちゃ使うので、眠くなる。昼寝もする。やる気が出ない時もある。場所を変えたり、食べ物食べたりして、何とか自分をその気にさせる。

最初、こういうのに手をつけ始めた頃は、本当に捗らなくて、人生史上初めての捗らなさで、凄く焦っていた。仕事が捗らないって苦痛。でも、捗る仕事は、難易度が低い仕事で、難しい仕事であればあるほど、捗らないものだと最近は思う。

例えば、レジ打ち。私は主婦業もしているので買い物に行くが、レジ打ちしてる人を見て、「考えること少なくて良いなあ」と思うことがある。もちろんコンビニのレジなんか、公共料金支払いやタバコなど、役割が多くてそれなりに大変だと思う。どの仕事も、それぞれ大変なのは重々承知である。でも、ルーチンがある。誰がやっても同じ結果である、というか、同じにしなくちゃいけない仕事は、私から見るとやはり楽だと思う。レジ打ちが、人によって商品の値段が違ったら、大問題だ。

一方私は、人によって値段が変わる。人によって結果も変わる。そういう仕事は、ヒントは世の中にあったとしても、誰のこともパクることができない。結局、ないアイディアを引っぱり出さなくちゃならない。本当に、クリエイティブは疲れる。自分のヒラメキの悪さに、捗りの悪さに、仕事の質の悪さに愕然とする日々でもある。こういうのって、一生満足する日は来ないと思う。
このnoteの文章もそう。
まあまあ書けたなって日はあっても、一生100%満足はしないと思う。だから向上できるし、苦しいけど楽しい。

仕事は大好き。喜んでくれる人がいる、やり甲斐がある。私にしかできないことを実現できる。私が生きる価値を実感できる。

でも一方で、落ち込む時はすごく落ち込む。これも今まででないくらいに。責任あるし、自分より上手な人がいる中で、役立たずの自分に仕事がある。
常にお金を頂くときは、「生かされてる感」があって、「私この人のお陰で生かされてるな」と思うと同時に、そのお金が当たり前じゃないから、不安になるし、緊張してそわそわする。

お金を頂くって当たり前じゃない。労働にあったお金なんて入ってこない普通。いっぱいいっぱい苦労して、訳わかんないまま手を尽くして、人の役に立って、その役立ちが、お金に変えられるほどのものであったときに、初めて、それまでの労働がお金になる。
なのに、「バイトの給料が安い」とか「東京五輪のボランティア安い」とか、ああサラリーが当たり前になってる人の考えだなと思う。
いや、私もかつてはそう思っていたから、他人のことは言えない。お金に対する考え方や意識が、会社を辞めて、フリーランスになってからガラッと変わった。
でもこれは、すごく重要な変化で、今身にしみて気づいて、本当に良かったと思う。

なぜかというと、今後、ドンドン会社は経営困難になり、簡単な仕事はAIに取られる。
神戸モンブランも、プリクラの会社も時代と共に潰れたし、レジは殆ど人が要らない。自動運転が開始されたら、運送業者やドライバーも不要になる。

誰もが、「お金が降ってくるのは当たり前」じゃなくなる時代。その時代は、もう来ているのに、皆焦らないで、「まだ大丈夫」ってゆるゆる生きてる。こんなに警鐘鳴らしてても動かないから、自分の身に大変なことが起きないと気づかないと思うんだけど、私は、その悲劇が起こる前に気づけて良かったなと思う。

まあそんなこんなで、仕事とお金に対する考え方なんかを、書いてみました。おわり。

#仕事 #エッセイ #コラム #人生 #ビジネス #金 #お金 #考え方 #労働 #日記 #フリーランス #主婦 #クリエイティブ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?