『不要不急』から「主体性」を考える【感想・書評】
異色な表紙仏教僧侶10人が書き手となり、「不要不急」をテーマに論じている異色の新書。何が異色かというと、その表紙だ。
何人かの僧侶が書き手となっている本はいくらでもあるけれど、この本では表紙に全員いる。基本的にブックカバーをつけていないけれど、今回はつけようかなとも思った。不敬だと言われてしまうかもしれない。いや、秘仏のように崇めているが故だ。
さて、この本を読んで目を引いたのは藤田一照さんと横田南嶺老師。どちらも禅宗で、教化も行も最前線のお二人だ。ちなみに藤田一照さんは