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NHK俳句に送って💢没った💢エッセイ8

アロマの学校

 十年ほど前、衝動的にアロマテラピーの学校に入学した。アロマ業界への転職に興味が湧き、また、職場の人間関係に疲弊しきっており別のコミュニティに浸かりたかった。
 アロマの種類や歴史を学ぶのは楽しかったがマッサージ講習は苦労した。動きがたどたどしい私はよく講師に注意され、卒業試験が近いのに一向に上達しない。マッサージの手技は反復運動でありリズム感が大事なのだ。
 試験前日、教室が一緒の仲間で空部屋を借りて特訓した。そのお陰で何とか合格。卒業生の殆どはアロマテラピー検定試験を受ける。そのために学校へ通ってるのに、私は音を上げて受けなかった。二十万円の受講料がパァ
になった。

森深きシダーウッドの初湯かな

NHK俳句には、「季節往来」という読者のお便りコーナーがあります。
その月のテーマに沿った300字程度のエッセイに、それに合う俳句を添え、題名も自分でつけます。

テーマ:学校で出したお便りが没ったので、お亡くなりになったお便りをここにアップし弔うことといたします。


読者さんにアロマオイルにものすごく詳しいマルベリーさんがいらっしゃるので今回私、かなりどきどきしてます笑。(※アップ後に追記しています。マルベリーさん、マガジン追加、ありがとうございます!😄)


通っていたのは大阪・梅田の学校です。アロマテラピー検定は、1級・2級ともに誰でも受験可能だし、年齢や経験も問われません。だから学校に通わなくても受験し資格を得ることができます。

で、私、せっかく通ったのに結局現在に至るまで受験してないし、転職もしなかった。まあなんとか持ち直しました。

最初に教わった講師の女性が面白い方で「生徒の第一印象だけでイメージするアロマを述べる」サービスをして下さいました。生年月日や名前でイメージが固まってしまうので、そういった情報は見ず(手元に書類はあるだろうけど多分見ないで)、目の前のその人だけをみて判定するそうです。

私が言われたのは「シダーウッド」でした。シダーウッド精油には2種類あって、シダーウッドアトラス(マツ科)とシダーウッドバージニア(ヒノキ科)です。どちらかは言われませんでしたが、嬉しかったですね。自分でも、天に向かい真っすぐ延びる樹木、そのイメージが好きだし、そうありたいと思っているので。

松も檜も身近な樹木だし、海よりだんぜん山が好き。山中独特の土と青い香りに包まれると「帰ってきた」気持ちになります。シダーウッド精油は数滴お風呂にたらして目を瞑ると、檜風呂に入っている気分が味わえます。他の精油では特にゼラニウムとネロリが好きです。

マッサージに関しては、私のいとこの息子が大阪桐蔭の野球部だったのですが、血はつながっているのに運動神経はあまり似てくれなかったらしい泣。

投手で、小学生の頃は彼の祖母によると「〇〇〇のダルビッシュ」と言われていたくらい強かったそうなのですが(※〇〇〇には地名が入ります)、大阪桐蔭は全国から猛者が集まるところ。3年間で1度もレギュラーにも補欠にもなれず、甲子園には応援にだけ行ったそうです。

ですがあの野球部に入れるだけでもすごいと思う。大阪桐蔭は今年の夏は残念ながら大阪大会決勝で負けてしまいましたが、大阪だけ2校出場にすればええのに。冗談です。

昨日の甲子園。清原の名前がコールされるのには、やはりじ~んと来ます。清原パパさんも嬉しそう、もう薬しないでくださいよほんま💦 その前の第1試合、途中からTVつけたらアナウンサーが「ひがしおんなあおい選手が~」と言うので「東の女・あおいちゃん?」と驚いて画面見たらすげえイケメンの投手が。沖縄尚学の東恩納葵選手でした。

それで懐かしくなりまた見てしまったのが、2003年夏の甲子園3回戦、東北vs平安のダルビッシュ勝利インタビュー。
「三振の数自分で覚えていますか?」
「あ~全然わかんないっす」
「どれくらいだと思いますか?」
「んん~ま、8個……くらいじゃないすか」
「15三振ですよ」
「はい? 15? 15……あ~。別に三振どうでもいいんで。ハハッ」。
高校時から既に大物感を醸し出しています。

アロマか野球かどっちの話やねん? って感じになってしまいました。


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