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内向型の特徴(2) 仕事に締め切りや緊張性があると、不安を感じる

去年、「内向型」「外向型」という概念を知ってから、自分の面倒臭い性格や特性が個人的なものだけではなく、一部「内向型」の特徴であると気づき、今はより自分を知るために、誰かに知ってもらうために、深掘りしている最中だ。

自分が内向型か、外向型かを知っておくのは、とても有益なことだと思っている。
私自身、自分が内向型だと知ってからはとても生きやすくなった。

無駄に外向型的性格や生き方に憧れを持ったり、なろうとしてもがいたりする必要も無くなったし、「自分はおかしいのではないか?社会に適合できていないんじゃないか?」といった漠然とした不安を感じたり、自己卑下する必要も無くなったし、自分の苦手なことはなるべく避けて、得意なことを伸ばそうと思えたり、やりやすい方法を模索できるようになった。

「自分らしく生きたい!」とは思っていたけど、私は少し前まで、そもそも「自分らしく」の「自分」て何?という状態だったのだけど、「内向型」という概念を知ってからは、自分の中の軸が見つかった気がする。

内向型診断に関しては、やぎペーさんのこちらのサイトを参考にしてほしい。

「内向型診断」の中に出てくる項目のうち、自分にすごく当てはまる特徴だな、と思うものをいくつかピックアップして、何回かに分けてお話ししたいと思う。

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仕事に締め切りや緊急性があると、不安を感じる


これは、昔から、子供の頃からずっと抱えている厄介な性格と自認していたから、内向型の特性だとわかった時は、首を大きく縦に振って頷いてしまった。

子供の頃は
・学校に遅刻しない
・忘れ物をしない
・宿題をきちんとこなす
・先生や親からの言いつけをきちんと守る

など、「社会のルール」「約束事」といったことに過剰なほど敏感だった。それらを破ったらとんでもないことになるくらいの思い込みがあり、おかげで遅刻は絶対しなかったし、忘れ物もしなかった。
その代わり、ずっと変な緊張感を抱えていて、いつも神経がピリピリしていて、小学校高学年の頃には体調不良で医者にかかり「自律神経失調症です」と言われてしまうほどだった。
おそらく、常に交感神経優位な状態だったんだと思う。

社会人になってからも相変わらずで、
・朝ちゃんと起きるために目覚ましをセットして寝るのだけど、「寝坊しないように!」と強く思いすぎるために、ものすごく眠りが浅くなった。
元々眠りは浅い方だったのだが、更に酷くなって、睡眠時間も短かったから、常に疲労が溜まっている状態だったと思う。
(休みの日に目覚ましをかけずに眠るとぐっすり眠れる)

・仕事では、一般的な「締切」に不安を感じることはないものの(むしろ、締切から逆算していかに効率的に仕事を仕上げるかを考えるのは好きだった)、プレッシャーのかかるプレゼンや会議への出席、責任が重くのしかかるイベント主催、折り合いの悪い人と会わないといけない約束などが未来にあると、必要以上にストレスを感じて、憂鬱で、体調を崩してしまったりすることがあった。

不安を感じるからこそ、準備は念入りにするし、結果的には失敗しないし、滞りなくコトは済む。
ただその過程において、必要以上のストレスを感じすぎて心身ともに疲弊してしまう、不調をきたしてしまう、というのは本当にどうにかしたかった。

「重すぎる責任」や「プレッシャー」に弱い。
それを糧に喜んで燃えるタイプではない。

フリーランスになってからは、自分で抱えられるストレスの量、責任の量を経験から把握して、なるべく同時期にたくさんのものを抱えないように気をつけている。
自分の器の大きさを知るというのは大事なコトだ。

ロングスリーパーゆえに、睡眠時間もしっかり確保するようになったら、体調も安定するようになった。ずっと続いていた耳鳴りも緩和された。
相変わらず眠りは浅い時もあるが、自分にあった睡眠環境を整えることで、カバーしている。

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「内向型」の特徴を消し去ったり、治したりすることはできない。

「仕事に締め切りや緊急性があると、不安を感じる」という性質を改善したり、治したりすることはできなかったけど、自分の意思でそういう状況にならないように工夫することや回避することはできるので、自分で自分を守るようにしている。

こういう風にできるようになって「大人になってよかった」と思ったりするのだ。

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