いちいち記事に批判コメントを書く人たち
最近、執筆した記事がメディアにアップされると、必ず批判コメントがつく。
批判自体は問題ない。むしろウェルカムだ。
自分と違う考えや価値観の人がいることは当たり前だし、実名で芯が通った批判コメントをしてくれる人には感謝したいくらいだ。
新しい視点や自分が気づいていなかった角度から物事を見れるからだ。
だが、最近の批判コメントは意味不明なものや、記事の内容とは全く関係のない中傷が多い。
知人でもない人間からいきなり「お前」「こいつ」と書かれることもあり、驚愕する。
「いや、お前はいったい誰だよ?」
名前も明かさず暴言を書き込むな、と言いたい。それを容認している配信先のメディアも同罪だ。いい加減に規制を強化して欲しいと思う。
匿名なのを良いことに、日頃のストレスを全く関係のない他人に向けているようにしか思えない。
いわゆる「八つ当たり」ってやつ。
こういった批判&中傷コメントは5年くらい前にはあまり見られなかった。
スマホとSNSの普及に伴い、人に八つ当たりする人たちが可視化されやすくなったのもあるだろう。
日本の景気が全く回復せず、困窮したり、閉塞感を感じ、ストレスを発散する場所がネットしかない人たちが増えたのも一因だと思う。
20年ほど前、インターネットは自由の海だった。
ホームページビルダーなどを使って個人のオリジナルサイトを作り、同じ趣味嗜好の人たちと楽しく交流できた。
今のように誰でもPCを持てる時代ではなかったので、博識な人も多く、有意義な意見交換ができたのだ。
だが、昨今のインターネットは雑音が増えた。
Googleで検索すれば、上位に出てくるのは、アフィリエイトサイトや芸能人などに関する役に立たない記事ばかり。
SNSは批判や欺瞞、見栄にあふれている。
この先、インターネットの世界はますます発展するだろう。
それに伴い、必要になってくるのは、死語の「ネチケ」ってやつじゃないかと思っている。
ネチケ=ネットワークエチケット
ネット上で他人とコミュニケーションを取る際、最低限のマナーや一般常識を守ることは大事だ。
ただでさえ、文章だけのコミュニケーションは誤解を生みやすいのだから。
実際に相手に会った時に面と向かって、言わないこと、言えないようなことはネット上で発言すべきではないと思う。
近い将来、ネット上の情報がビッグデータ化され、誹謗中傷を繰り返す人たちが裁かれるようになる可能性も十分にあるだろう。
今のうちからネットに書き込む文章やコメントには、気をつけておきたい。
生きていく中で疑問に感じたことをあらゆる角度から掘り下げて考察していこうと思います。独女の語る駄文。