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あの部屋の中

今日は、またあの部屋の中に入った。 僕の乗っていた車はスリップして横転、それでも壊れていなかった。 だけど、大きな事故になり、警察官に事情聴取を受けた。 その場のノリとレスポンスの会話は破綻して、人の正体が見え隠れ。 彼は裁判官だった。 捕まった僕は、また、魔女の部屋に入る。 柔らかな音楽に変換されたブラック・サバスが流れる部屋の中で、その曲を作った女性と話をする。 彼女は裸で、僕の膝の上で話をしながら、どんどん若返る。 だけど、何故か性的な感覚はない。 遠くで彼女の夫は、少

    • あたりまえ

      良いお酒を飲んで 良い会話をして 良い出会いを感じた 最近、出来なかったことの理由を考えた ただ当たり前の自分で居ることを怖がっていた 頭でっかちな自分に戻っていた そうじゃないだろう 感覚で分かるだろう 考えるよりも先に感じるから 言葉では遅すぎる もうとっくに気づいていたはずなのに 馬鹿げているかもしれないけど そのままで居れば無敵だと思う それは、誰しもが ただ在る それだけが確かなことで、とても尊い それを証明したいから、まだ生きている 大きな声ではなくて、平熱

      • 平静

        少し良い流れがある気がしている。 何かが変わった訳ではないけど、関わっていた世界の解像度が上がった感じ。 タバコは美味しい。 一人ではいられないのだなと、当たり前の事を何度目かに思う。 僕は、とても単純なんだろう。 大人になってから、どのぐらい経ったのだろう。 それとも、まだ。 ずっと、アイアイのサントラを聴いている。 失くしたと思っていたものを拾い直して、その繰り返しばかりだ。 もう忘れてしまった? 僕は覚えている。 きっと、明日は、また何かを拾い直すのだろう。 海へ

        • punk

          最近、やっとハードコアの意味がわかった気がした。 今の、僕にはハードコアパンクがとても優しく響く。 どうしようもなく、からっぽを感じる時、その中身を音楽に埋めて欲しい時がある。 確信がないと何もできないというわけではないけど、確かな実感がないと喪失感だけが募る。 共通認識、その外に行くことをずっと望んでいたのに、一人ぽつんと外れてしまうと不安になる弱さもある。 昔、好きだった写真家に、あなたは私達の様に深く潜る必要はないのよと言われたことを思い出した。 年々、その気持ちは分か

        あの部屋の中

          アイアイ

          アイアイを観た。 とても感じることがあった。 昨年の4月から今までを総括した感じを受けた。 それは、思い込みなのだろうけど。 二十代の中頃、ボーダーという漫画を教えてもらった。 あの頃も、僕は病気の真っ只中にいて、混乱していた。 だけど、大切な出会い、大切なことは沢山あった気がしている。 あのまま、下北沢に留まることを選んでいたらとか、思い返してみたりした。 残念なのは、まだ進み出していないことが、あの頃と一緒だということだ。 もう、次の世代に引き継ぐ段階に来ているのに、気

          アイアイ

          酩酊

          僕は、酔っ払った。 だけど、それでしかない時間を共有して、とても暖かい気持ちになっている。 何が浪費で、何が生産的なんだろうか。 僕には、とても難しい。 確かなことは、掴めないこととして、納得している。 それでも、正しいことは何なのかと考えてしまうのは、なぜだろう。 昼に食べた、汚い中華料理屋の、とても美味しいかた焼きそばを思い出してしまう。 気が狂ってしまったことのある自分の考えは、信用ならないけど、確かな実感の答えはそこにある様な気がしている。 長い沈黙の末の、応答は

          漂流

          急に辿り着くことがある。 それまでの困難は、とても辛かったりもするのだけど、落ち着いてみて考えれば、自分が望んでいた場所にたどり着いていたりもする。 土曜日の出勤を終えて、今の仕事も望んでいたことだと思う。 透明な本を開いて眺めている人)もしかすると人ではないかもしれないけど)、その本の書き手は自分なのかどうなのか分からなくなる。 でも確かに、この本はページを進んでいる。 目は魂の力を示すと、アルケミストに書かれていたけど、やっと死んだ目をしていた時期を過ぎた気がする。 頑

          音楽と服

          素敵な服を買った。 何だか少し浮ついた気分で、音楽を聞いたり、ギターで曲を作ったりした。 こういう事が大切なのかもしれない。 終わらない物語はないのか、それともずっと続いて行くのか良くわからない。 とても陽気な気分でずっといたいと、馬鹿な事を考えてしまった。 ずっと良さが分からなかった、オアシスが良く聞こえてしまうのは、自分の中に何か変化があったからだろうか。 続く言葉に、意味を持たせたい。 回るレコードから、それを探している。 連想ゲームに、神秘性を感じて、それが病気のせ

          音楽と服

          居酒屋

          今日は、一人で居酒屋に来た。 小学校、中学校で通った塾の近く。 少し、ノスタルジーに浸りたいような気分だ。 最近、時間がすぎるのが早い。 仕事が少し好きになってきた気もする。 だけど、何か引っかかる。 少し自分の人生に期待し過ぎているのかもしれない。 何かをするのに怖がって、多くの言葉を使って誤魔化してきたのかもしれない。 繋いできた言葉は、ただの連想ゲームで、自分を舞台に留めておこうとしていただけの様な気もする。 春がまた来た、もうすぐに夏だ。 去年は、おかしくなって

          流して

          レディオヘッドを聴いている。 高校生の時、ヘイル・トゥ・ザ・シーフを聴いた時は、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドやテレビジョンと比べると二流バンドだな、なんて生意気なことを思っていた。 それも、正しい反応かもしれないけど、今改めて聴くと、やっぱりいいなとも思う。 それよりも、十代の僕の心を捉えたのは、ウィル・オールダム。 ちょうどマスターアンドエブリワンが出て、来日が決まっていた頃。 受験のために東京に行き、渋谷のタワーレコードで視聴し、衝撃を受けた。 そして、岡山のライ

          言葉が始まった

          知らぬ間に、年を取る。 僕は、今年で40歳。 何者にもなれないまま、未だに10代の様な気分でいる。 何にだってなれる、ルー・リードとだって話せるさとか思っている。 現実が壊れる瞬間を何度も見て、そんなことを仕事にしている。 ああ、この壊れた空間にいるのは、僕だけではない。それに、安心するが、僕の優しさは年を取って、どんどん醜くなっている。 全ては己のせいだ。 だけど憂鬱を、グラスに傾ける。 正しかったのは何だっけ、醒めない夢が現実になって、幼い僕は取り残されたまま。 ただ、世

          言葉が始まった

          答えはみつからない

          今日も、帰りの電車でアルケミストを読み、落書きをする。 自分探しの深い穴を出た人は、何か分かったらしい。 僕は、どうかな。 惰性で生きている気もする。 自分で作った成約が、しがらみを作っているのだろうか、それとも、それが繋がりになっているのだろうか。 障害を持った方の、就労支援をしている。 僕も、障害を持っている。 何かを話したい性分は、今の仕事に合っている気もする。 本当は、何かを放したい? 今、ふと思った。 小さな落とし穴は、そこら中にあって、たまに、想像だにしない場所に

          答えはみつからない

          一つ先へ

          昨晩は、久しぶりに外でお酒を飲んだ なんだか楽しいお酒だった 今、電車に乗って発車の時間を待っている velvet undergroundのデモ曲を聴いている こんな時間があるのなら、人生も捨てたもんじゃないと思う 何回も、たぶん無意識に、僕の体は人生を捨てようとしていたように思う だけど、心が繋ぎ止めてくれていた 憚られる言葉 それでも、暗い水の底に暖かさを感じる 朝の光は、時に痛みを伴っていて、耐えられなくなる 営む事の美しさ 友人の言葉 様々な人々に、もしくはその人生に

          2024年2月21日

          夢をみなくちゃ 40歳が近づいた、今そう思った それは、特別な事ではなく 今は、ボロボロだとしても 続く日々は、待ってくれない、だけど 自分のなりたかった姿からは、程遠くなってしまった それでも、それは無駄ではなかったと ただ肯定することには、意味があるはずだ 終わりはいつか来る だけど、まだ行けるはずだと 今日は思えた 何もしていなかった 本当に? 過ぎた日々を、肯定しよう まだ夢の中 醒めても

          2024年2月21日

          2024年2月6日

          少しの事で嬉しくなったり、自信がついたり。 そんな当たり前のことが、とても新鮮に感じる。 体調が良くなってきた証拠なのだろうか。 工藤祐次郎さんの歌がとても好きだ。 今は、葬儀屋の娘を聴いていた。 楽しむことを忘れないで。 師匠の言葉が、繰り返し思い出される。 どうにもならないなとか。 これからどうしょうかとか。 そんな思いに囚われてしまう時、僅かな光として感じられる。 一人ではないのだなと、勇気をもらう。 肝心なことは、なんだろう。 夜なのに影が伸びて、憂鬱を持ってく

          2024年2月6日

          2024年2月4日

          電車に揺られて試験を受けに行く。 勉強をしていなくて、暗記物の問題集を、今読んでいる。 もう、二十年以上経っているのに、変わらないなと、成長の無さを眺める。 何処かに行きたいと、必死にもがいていたはずなのに、今は何処へも行きたくないなと思っている。 相変わらず、音楽は好きだ。 ギターは少し弾ける様になった。 ピアノも少し。 来週、大学時代の友人達と、東京で会う。 皆、変わっているのだろうか、変わっていないのだろうか。 一つの大きな節目だと感じている。 無性に、Dani

          2024年2月4日