見出し画像

あたりまえ

良いお酒を飲んで
良い会話をして
良い出会いを感じた

最近、出来なかったことの理由を考えた
ただ当たり前の自分で居ることを怖がっていた
頭でっかちな自分に戻っていた
そうじゃないだろう
感覚で分かるだろう
考えるよりも先に感じるから
言葉では遅すぎる
もうとっくに気づいていたはずなのに

馬鹿げているかもしれないけど
そのままで居れば無敵だと思う
それは、誰しもが
ただ在る
それだけが確かなことで、とても尊い
それを証明したいから、まだ生きている

大きな声ではなくて、平熱で全てを肯定したい
知らず知らずの内に、演じる自分を探していた
そうじゃない、それは間違っていた
無条件に赦される場所、それが必要だと思う
理由なんてない
ここでいい、そう思えればいい
それは、一つだけではなく、多くのここでいいが在ればいい
それについて話がしたかったはずだ

くだらない、本当にくだらない社会性に怯えていた
いつも通り馬鹿みたいに感じて居ればいい
それだけだ

頭が良いかどうか、正しいかどうか
何もかもどうでもいい
ただ感じよう
十分にもう考えたから
今のままでは遅すぎる

壊れた部屋を出よう
もう、ここは自分の居場所ではない
あの日気づいた暗闇の中に本当の居場所は在る
朝の痛みに耐えながら、夜の暖かさを掬い上げて形にしよう
それが、自分の運命の様な気がする

また、朝が来た
だけど、夜との境目はとても曖昧だ
その曖昧な愛の中で生きていけばいい
哲学も何もかも置いておいて、ただ感じる違和感と前兆に注意して
もっと自分も、世界も愛せばいい
ただ一人で


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?