音楽と服

素敵な服を買った。
何だか少し浮ついた気分で、音楽を聞いたり、ギターで曲を作ったりした。
こういう事が大切なのかもしれない。
終わらない物語はないのか、それともずっと続いて行くのか良くわからない。
とても陽気な気分でずっといたいと、馬鹿な事を考えてしまった。
ずっと良さが分からなかった、オアシスが良く聞こえてしまうのは、自分の中に何か変化があったからだろうか。

続く言葉に、意味を持たせたい。
回るレコードから、それを探している。
連想ゲームに、神秘性を感じて、それが病気のせいなのか考える。
誰も助けてはくれない、自分の中の暴力性に飽き飽きする。

昨年の今頃を思い出す。
夜の街は、とても相性が良いが、体には悪い。
薬も飲めない。
今日は寝ないで映画を見た。
アネット、冬の旅、ラ・ジュテ。
一人でいれば迷惑をかけない、おかしくも多分ならない。
困ったな、朝だ。
夜の温かさと、朝の痛みについて、鈍感にはなりたくない。

ぐるぐると回る。
ドアを開けて、さよならの場面を思い出す。
僕には、少し遠かったみたいだ。
一つ一つ忘れていくのに、どうしても忘れられない事が多すぎる。
何処へも行けなくなってしまう。
透明な本を開いたまま、これも、今撮影中。
長回しの映画の中。
フィクションとノンフィクションの意味が分からなかった小学生から、何も変わっていない。
今は、穏やかにいるけど。

ギターを弾ける様になりたい
ピアノも弾ける様になりたい
自分の音楽が必要だ

セリフはない、僕は相変わらず混乱している。