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空手よもやま話

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説明以外の、稽古や聞き語りについて。
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#ちょっとしたコツ

あっち向いてこっち向いて

転身、と言ったら「破裏拳ポ◯マー」が出てくるくらいには、ゆかいなあさきさん。

まあね、あんなふうにひらひら宙を舞ったりはしませんことよ…

ここで言う転身、というのは体を切り返す動作の事よ。

そして誤解されやすい所でもあるんだけど。

敗走を転進、と言い換えるように、背中向けて逃げることじゃない。
明後日向いて別の方に行くことでもない。
体の左右を入れ替えて、自分の正面を別方向に向けることよね

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来週か…

昇級審査の日。

皆さん真面目にやってりゃ大丈夫なんだけど、時折なーんも考えてないのも混じってるから…まあいいんだけど。

この時くらいは私も、自分の稽古よりは周りの様子を眺めて気になった所を修正していく。

そこで、Iさんが質問に来た。
「後藤先生と(私)、動きが違うのでどちらに合わせたらいいのか悩んでます」と。

動き「だけ」を見ると違うと思うんかねー。
つまり、「どんな動きをしてるのか」はま

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だいじだけど、とるにたらないこと

だいじだけど、とるにたらないこと

忘れないうちに書き留めとかないと。

あくまで私の今の推論であって、ちがうよばーかと煽られてもへらへら笑ってるだけですので、よろしくお願いいたします。

相手が突撃してきて、
自分もその攻撃を掻い潜って進んで…その移動の力を加えて当てる。

私がやってきた「空手」って、これを目指してるんじゃないかな、と最近思う。

基本では、効率良く?両腕で小手受けのあと突いてるけど…
使う時は、弾いた手で追撃す

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明日のお題

明日のお題

恒例の、猫とうさぎの敷物争奪戦を注視しつつ。
明日のお題を考えてみる。

あさきさんは、これからの稽古内容も見直さないといけない。
やれる事をやると言ってるし、こちらはそれに合わせるだけよ。
基本、片手での攻防を意識する。

実はあまり稽古としては変わらない…
私の知ってるのは、
「手足全てをバラバラに使って戦う」
というものだから。
それぞれ独立した動きをして、他が空けば応援して…相手に対処して

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いい記事があったので

むかしむかし、フラクタルやらカオス理論やら、興味本位で覗いては挫折してたなあw

とはいえ、自然界でこのような軌道を描く、というのは…
個人的にはさもありなん、とも思えるわけで。

直線の出入りだけで構成できれば、そら理想なんだけどねー…組手の話。

圧をかけ、ちょっかい出しながら追いかけていって…
反撃や強襲を捌いてかわしながら…なんてやってると。

知らぬ間にこんな感じで動いてるのに気づいたり

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型の分解にて

型の分解にて

これ、書き過ぎたから後で消すかも。

案外、何を想定して作られてるのかを想像しないと、
型が何しようとしてるか、というのは判らんのやなかろうか。

正解は、多分無い。

想定した状況、というのは…何百年も前の「常識」であって、

現代とは、前提条件が全く違ってたりするから。

例えば私らにとっては、懐に手を組んで歩くことは、「常識」ではない。

でも、型の作られた当時?
武士階級での風習としては、

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今日気づいた事

解かっちゃいたが、言語化できたので書いとく。

今日は施設で健康体操を目の前でやってた。

要はレクリエーションとしてなんだけど…みなさん意外とできてしまう。

体もほぐし終わったので、最後に足首を回してもらったのだけど…
小指側には回転できるのに、親指側にはうまく回せない…という方が多かった。

なんでー?と聞かれたので、小指側には構造的に力入らんのよー、と言ってみる。

人間て、足の親指でバラ

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ものは使いよう。

ものは使いよう。

とはいえ、ばかのひとつおぼえで空手の例えになるのだけど。

前腕で相手の攻撃を受ける時…
腕を鍛えて相手に叩きつけるのか、巻き込むように捻じりを入れて受け流すのかで、どちらが良いのかとよく聞かれる。

ぶつけてくのは、小手鍛えを延々とやってく中で武器としていくやり方で…作り上げるのにも結構な時間がかかる。

捻じりを入れるのは、まず皮膚感覚で理解してからの話なので…実感するのに時間がかかる。

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こっそり。

こっそり。

少し稽古をした。

手の甲を合わせ、引くときは手首で引っ掛け、押す時は手のひらを見て伸ばしていく。

常に相手の力の流れを見つつ、押し引きをするのが、私の習ったカキエ(化勁)の手ほどき。

これが根っこにあって、受け流しや返し技があると思う。

これは筋トレでもあるのだけれど、力の流れ方を察するのが主目的だと。

 

あとは、手刀の打ちと受けと払いの、感覚的な違い?

払いは、伸びてきた攻撃を「

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