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言葉にしなきゃあ、はじまらないじゃないか

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    おもに都内の美術館・博物館の来訪記録です。

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    イスの快適さや日陰、自販機の有無など読書のしやすさ目線で都内の公園を紹介します

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最近の記事

「量産型ファッション」と「アイドルの見分けがつかないおじさん」

「量産型ファッションはつまらない」といった感じで、それらの人を揶揄する意味で使われるのを見かけますね。 もちろん意味は分かるし、どういう人のことを指しているのかも想像つきます。でも、これって自分の知らないものを一括り(ひとくくり)にしているだけなのではないでしょうか。 例えば、靴の話。 誰もが知る大人気ブランド・ニューバランス。街中でも履いてる人をたくさん見かけます。そのなかでも定番モデル「574」と「996」があります。 上が574で下が996です。574はつま先や全

    • 【ハロウィン読書】ケルト 再生の思想 - ハロウィンからの生命循環

      去年のクリスマス前にクリスマス文化についての本を読みました。イベントの前にその歴史に触れる。読書好きとしては最高の季節の楽しみ方だと思いませんか? そして、来たるハロウィン。10月の半ばには買っておいたご時間が取れず、ハロウィン当日に読み終えました。 今年は終わってしまいますが、ハロウィンを楽しむ上でとても興味深い内容の一冊だったので、簡単に紹介します。 ハロウィンのルーツまず、ハロウィンの起源はケルト文化にあります。ケルトとは紀元前400年ごろにヨーロッパに住んでいた

      • 「東京は田舎者の集まり」だと思ってたのに

        よく聞く言葉です。 僕は今年の7月に愛知県の片田舎から東京に出てきた人間で、まさに「田舎者の集まり」のひとり。 仕事や生活に慣れてきて、田舎者らしくショッピングやお洒落なカフェに行って都会暮らしを満喫しています。 暮らし始めて3ヶ月が過ぎた今、思うこと。 田舎者、以外と少ないじゃん! 田舎者の集まりというからには 「北は北海道 南は沖縄」と全国各地の田舎者が勢揃いの街が東京だと思っていました。 職場の人や新しくできた友達とは出身の話をすることが多い。自分の肌感では、

        • 何度遅刻されても、僕は5分前に行く

          僕はとても心配症な人間です。5分前には絶対に集合場所に着くように行動し、心配のあまり30分前に着くこともあります。 そんな人間だけど、なぜか周りには時間にルーズな人が多い。 待つことはぜんぜん平気なんですが、先日友人から「待たせて申し訳ないから、丁寧に時間守らなくていいよ」と言われました。 それでも、僕は5分前に行きます。 友人が時間ピッタリに来ることはないんだから、律儀に時間を守る必要もないのかも。でも、じゃあ僕もゆっくり行こうとは思わない。これは生き方の問題なんです

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          文体は思考を規定するのか

          本屋で立ち読みしたときに面白い言葉を見つけました。 これはサピア=ウォーフの仮説という言語学の話でよく使われる言葉で、平たく言うと「使う言語によって思考も決まってしまうよね」という仮説です。 よく例に出される、カナダの北極圏に住む民族の話があります。 彼らは常に雪と共に暮らしているので、雪を表現する言葉が200個以上もあるそうです。日本語にも「粉雪 (こなゆき)」「細雪(ささめゆき)」など雪に関するさまざまな表現がありますが、とても200個はなさそうです。 「ということ

          文体は思考を規定するのか

          その承認欲求はエシカルですか?

          最近よく聞く言葉ですね。 ethical「倫理的な〜」といった意味で、おもに「エシカル消費」というワードで使われます。 サステナブルといっしょに使われることが多くて「価格だけでなく人や環境、社会に優しい消費を心がけようね」という意味です。 この言葉を聞いたときに思いました。 承認欲求も同じなんじゃないかと。 数年前に流行ったベストセラー「嫌われる勇気」では承認欲求を完全否定していましたが、僕は「まあ、あるものは仕方ないよね」という考えです。 大切なのは欲求の満たし方

          その承認欲求はエシカルですか?

          劣等感が恐怖を生み、やがて敵意へと育つ

          僕の好きな漫画『バガボンド』の教えです。 大人気バスケ漫画『スラムダンク』を書いた井上雄彦先生の作品で、剣豪・宮本武蔵の生涯を描いています。 題材は剣術ですが、人としての在り方や思想がメインテーマです。 ざっくり説明片田舎の荒くれ者の武蔵は「天下無双」になると豪語し、剣の道を進みます。いろいろな人に勝負を挑み、さまざまな苦難を経て心身ともに成長していきます。 ついには京都の名門・吉岡一門との決闘を迎え、たった1人で70人を撃破。武蔵の名はたちまち全国に広がり「天下無双

          劣等感が恐怖を生み、やがて敵意へと育つ

          『土方歳三資料館』へ行ってきました。【新撰組ゆかりの地】

          土方歳三の兄から数えて6代目の子孫・土方愛さんが運営しています。 先日「燃えよ剣」を読み終え調べ物をしていた際に発見し、10月と11月の数回の開館のあとに長期休館するということで行ってきました。 行き方場所は新撰組発祥の地である、東京都日野市。 最寄り駅の多摩モノレール「万願寺駅」へ。ホームの看板にもしっかりと書かれています 改札を出て右側、3番出口の階段を下ります。 階段を下りたところにある交差点の角、街の標語が新撰組隊服のだんだら模様になっていました。 外観

          『土方歳三資料館』へ行ってきました。【新撰組ゆかりの地】

          【新宿】本好きの公園紹介 Vol.6 【新宿中央公園】

          夏の暑さもすっかり去って、公園読書のシーズンになりました。 都庁の隣にある新宿中央公園。めちゃくちゃでかい。都心に近くて知名度もある公園なので、期待値高いです。良い読書スポットが見つかりそう。 地図地図の下側に都庁があります。現在地の入り口から上に向かって遊歩道をぐるっと一周します。それではいきましょう。 前半入り口。左側にはスタバやレストランが入った建物。 「スタバあるならそこで読書すればいいじゃん」と思いますが、一応公園で読書するというテーマなので、スタバはスルーし

          【新宿】本好きの公園紹介 Vol.6 【新宿中央公園】

          金木犀に続け!ステキな秋の花たちを紹介するぜ!

          最近は金木犀のコスメや香水が販売されたりと、以前より名前を聞く回数が増えた気がします。 公園を散歩するのが趣味でいろんな花や植物を見るのが好きです。そして思います。 「ほかにもあるぜ!!素敵な花!」と。 なので、金木犀ブームに乗っかって、個人的に好きな秋の花を3つ紹介します。花言葉や内容は愛読書から。 名前の由来がアツい! 「吾亦紅(ワレモコウ)」バラ科サンギソルバ属。開花時期は8〜10月。 花言葉は「移りゆく日々 あこがれ 変化」 丸い実のように見えますが、小さな花

          金木犀に続け!ステキな秋の花たちを紹介するぜ!

          合理的になるのは、そこに愛がないとき

          「合理的な行動」とはいうけれど、人間は基本的に合理的じゃないよなぁと思います。 いろいろな技術が発達し、僕たちの生活は常に変化しています。例えばハンコや書類は今まさに電子化に移行しつつあります。 ペーパーレスにすることによりコスト削減や業務効率化に繋がり、良いことばかりです。はやくハンコ文化がなくなれば仕事がスムーズに進むのに、と考えることもあります。 いっぽうで、本も電子化が進んでいます。Kindleをはじめとした電子書籍が登場し、オーディオブックなどの「聴く読書」を

          合理的になるのは、そこに愛がないとき

          声を上げ、本から目を逸らしてしまった

          それは、スティーブン・キングの『ミザリー』を読んでいるときでした。 (※グロテスクなシーンの話をしますので、苦手な方はそっと閉じてください) 物語の中盤、登場人物が脚を切断されるシーンがあります。斧が振り上げれた直後、足がぱっくりと割れ、血が吹き出す。 そのシーンを見て、僕は思わず「うわっ」と声を上げて目を逸らし、本を閉じてしまいました。 少し間が空いて我に帰ると、今の状況を客観的にみてとても不思議だなと思いました。冷静になって考えてみれば、手元にあるのは紙にインクで

          声を上げ、本から目を逸らしてしまった

          『ティファニーで朝食を』と帰属意識

          帰属意識はとても大切だ。 家族や会社、趣味のコミュニティなど、集団に属することで、自分は1人ではない、誰かの役に立っているという感覚を得られる。どこに所属しているかは、社会での立ち位置を内外に分かりやすく示してくれる。所属が人間性を決めるともいってもいい。 では、帰属意識の薄い、どこにも所属したくない人間は、どのように生きたらいいのだろうか。 僕は帰属意識の薄い人間だ。どこかに属する安心感よりも、何者でもないという状況を好んでしまう傾向がある。 新卒で入社した会社を1年

          『ティファニーで朝食を』と帰属意識

          【お台場】本好きの公園紹介 Vol.5【シンボルプロムナード】

          公園紹介5回目です。 シンボルプロムナードダイバーシティやフジテレビ湾岸スタジオと隣接しており、お台場エリアの中心にある公園です。今回はこのマップの右端から、左側のダイバーシティと隣接する広場まで歩いていこうと思います。 ゆりかもめのテレコムセンター駅を降りてすぐに公園があります。このタイプのイスがまばらに配置されていました。木製ですが比較的キレイです。下が石畳のようになっているので虫などが少ないのは好ポイントです。 さっきの写真奥にあった噴水の前の階段。段差が低くて快

          【お台場】本好きの公園紹介 Vol.5【シンボルプロムナード】

          「次の検索結果を表示」機能はどれだけ助けてくれるのか

          Google検索で間違えて入力してしまうこと、ありますよね。 そんなとき、親切なGoogleさんは「もしかして:〇〇」「次の検索結果を表示しています」と間違いをカバーしてくれます。僕はせっかちでよく誤字するので、とても助かります。 ではこのGoogleさんの親切機能は、どれだけ変なことを言っても助けてくれるのでしょうか。試してみようじゃありませんか。 検証内容特定のワードをあえて間違って入力し、「もしかして:〇〇」「次の検索結果を表示」のふたつの機能で助けてくれるかを検証

          「次の検索結果を表示」機能はどれだけ助けてくれるのか

          【お台場】本好きの公園紹介 Vol.4【青海南ふ頭公園】

          公園紹介4回目、前回に引き続きお台場エリアです。実際に足を運ぶまで知らなかったんですが、お台場は公園が多いんですね。 青海南ふ頭公園テレコムセンターや日本科学未来館の近くの公園。大きなL字型になっています。現在地と書いてある場所から反対、右下側から歩いていきます。特にエリア名はなかったので右側の縦長のエリアをA、上の横長のエリアをBと呼びます。 Aエリア入り口すぐの場所にあったモニュメント。日陰ですがイスはないです。 さっきのモニュメントの近くにあったイス。背もたれがあ

          【お台場】本好きの公園紹介 Vol.4【青海南ふ頭公園】