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「何をしたか」ではなく「何を感じたか」で自分を語れよ

ルフィの名言ということになっている例のフォーマットで今の心情を表現した。

ここ最近感じるのは、人生経験と人間としての魅力は必ずしも相関しない、ということだ。

上京してもうすぐ2年。出身はもちろん、経歴、価値観、本当にさまざまな人がいると感心させられる。

自分がどれだけ努力してもたどり着けない年収を稼いでいる人の話、自分の人生では絶対に巡り会わないであろう壮絶な体験談など。どれも新鮮で驚くばかりだ。

だが、その驚きとその人自身に魅力を感じるかは、必ずしもイコールではないようだ。

多くの人が「何を経験したか」に終始して「何を感じたか」を話さないからだ。

社会では希少性の高い経験に価値がある。希少なスキルを持った人材は重宝される。面接でも経歴は聞かれても「その時何を感じましたか?」とは聞かれないだろう。

本紹介系のインフルエンサーなんかの肩書きで見る「年間300冊読破した僕が〜」と同じだ。

年間10冊読む人よりも、年間300冊読む人の本紹介の方が良い本を紹介してくれそうな気がする。

でも僕は「年間300冊読破する人」よりも「たった1冊の本について熱く語れる人」の方が好きだ。

たった1冊の本から多くのことを感じ取り、自分なりの思考に落とし込める人はとても素敵だ。

希少な経験があっても、その経験と人生観が結びついていない人は意外と多い。
反対に、他人から見たらあくびが出るほどありきたりな日々を送っているのに、深い洞察を持ち、日々新しい発見をしている人もいる。

そういう人は、日々の些細な出来事を具に観察し、自分なりの価値観に組み込みながら生きているのだろう。

僕はそういう人間が好きだし、自分もそういう人間でありたいと思う。

「何をしたか」ではなく、「何を感じたか」で自分を語ろう。

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