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若いうちに遊べ。すべてが高校デビューになる前に。

こんにちは、さるみあです。
前回は「よく遊びよく学べ」について書きました。今回はこの「遊び」の重要性にフォーカスしたいと思います。

結論からいうと、若い内に遊んでおかないと、人生のあらゆる場面で高校デビューのようになります。

まず、高校デビューについて、そしてそれが遊びとどう結びつくのかを書いていきます。


一般的に使われる「高校デビュー」の意味は下記の2つですが、今回は1.の意味で使います。

  1. 中学時代にスクールカースト下位だった子が高校入学と同時にカースト上位の真似をしたりヤンキーになったりする

  2. 中学時代パッとしなかった子が高校入学を機にファッションやイメージを一新する

まず、1.の高校デビューはとてもダサいです。理由は単純で、周回遅れだからです。高校デビューする子は、中学時代"イケてる同級生"に憧れるがその輪に入ることは叶わず、高校に上がってから憧れていた同級生たちの真似をします。

ある時期を境に絵本ではなく漫画を読むようになり、鬼ごっこよりもゲームに熱中するように、子供の遊びの性質や価値観は成長と共に常に変化していきます。

中学時代のイケてる同級生たちは、高校生になると別の遊びや価値観を見出します。なので、高校生になってからイケてる中学生の真似をしてもぜんぜんイケてないわけです。

みんなの遊びの関心は鬼ごっこからゲームに移っているのに、いまだに足の速さを自慢しているようなものです。

若いうちに遊んでおかないと、あらゆる場面でこのような状況が発生します。また、一番顕著な例が恋愛です。


多くの人が小・中・高のどこかで異性(または同姓)に関心を抱く時期が訪れます。付き合いたいという感情が生まれ、告白して振られたり付き合ったりと、さまざまな経験をします。

自分が相手をどう思っているか、またどう思われているか、関係を続けるにはどうしたらいいか、自己と他者の心について考えるとても貴重な機会です。

はじめは手を繋いで一緒に帰るだけのピュアな関係から、買い物に行ったり映画を観たり、高校、大学生にもなれば旅行に行ったり同棲したりと、恋愛観も成長とともに変化していきます。

仮に、10代をこの経験なしで過ごした少年が20代になり、さあ今から恋愛しようと第一歩を踏み出したとしたら、恋人探しは難航するでしょう。

多くの人は10代でたくさんの経験をしているのに、自分は真っさらな白紙の状態からスタート。ゲームで言うと、みんなはレベル20くらいになって装備を一式揃えているのに、自分だけレベル0でパンツ一丁の状態なわけです。

ゲームなら1人でコツコツとレベル上げできますが、恋愛は相手がいないと成立しません。

同年代を恋愛対象とする場合、その年代相応の価値観を求めます。相手はみんな20代の恋愛観を求めているのに、自分は10代の恋愛観しか持ち合わせていない。

20代の人はどんなデートをしてどんなお店に行ってどんな会話をするのかまったく分からない、といった状態に陥ってしまいます。

SNS(というかX)ではサイゼデートについて定期的に議論されています。年相応の恋愛観を持っている人は、今まで蓄積された手札の中から、培ってきた経験の判断によりサイゼというカードを出します。反対に恋愛経験のない人は、そもそもサイゼしかカードを持っていない。どんな局面でもサイゼを出してしまうからダメなわけです。

学生時代に遊び呆けていた陽キャがなんだかんだで社会に出ても明るい人生を送るのは、この辺りに理由があります。若いうちに勉強をサボって遊び呆けていても、どこかで心機一転心を入れ替えればある程度までは挽回できます。

ですが、若いうちにまったく恋愛を経験しなかった陰キャが20代でいきなりマトモな恋愛をするのはかなり難しい。


若いうちの遊びは、その後の人生に大きな影響を与えます。取り返しのつかないほどに。

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