アキバヒロシ

『20代の挑戦を応援する』ブラッシュアップ・ジャパン(株)代表/ニイゼロ★ウェビナー編…

アキバヒロシ

『20代の挑戦を応援する』ブラッシュアップ・ジャパン(株)代表/ニイゼロ★ウェビナー編集長/達人エージェント代表/SOLTILO Angkor FC日本法人後援会代表/カンボジアBBハウス 責任者/福井ワイルドラプターズ サポーター/荒木町はしご酒の会 相談役

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  • 昔の記憶

    これまでの人生、どんなことがあったのかを思い出しながら書き残しています。

最近の記事

吸い寄せる魔力

 高校1年の時、東大阪の焼き鳥屋でのアルバイト。皿洗いのつもりが、カウンターの中に立たされ、焼き鳥を焼かされ、酔客の相手をさせられた。「兄ちゃんいくつ?」「二十歳です」ってバレバレの嘘つきながら、焼き鳥を焦がしまくり、塩とタレを間違いながら、たまに手品を披露したりしながら楽しく働いた。  商店街から一本路地を入った小さな個人店だったけど、オーナー店長の人柄もあり、お店はいつも気さくで楽しい馴染みのお客さんで溢れかえっていた。  そして40年後のいま。  ボクにも「馴染み

    • 社員定着率ってそんなに大事?

       先日、自社の「採用と定着率」をテーマに役員会で長時間話し合う機会がありました。もちろんシラフで。真面目に仕事してます。  これまで百名以上の社員を採用してきましたが、うちの会社の定着率は決して高くはありません。が、誤解を恐れずに言うと、ボクは定着率や離職率なんてものはあまり気にしてません。  いや、誤解しないでいただきたい(恐れないんちゃうんか)、個人的には一緒に働いてきたメンバーが会社を去って行くことは寂しいし送別会で涙することもあります。「気にしない」というのは、定

      • ビジネスセラピストの達人

         ボクはまだまだ未熟者だと反省した。 「オマエ、反省なんかするんか?」というツッコミがあらゆる方向から飛んできそうですが、ボクだって反省するぞというアピール。あ、アピールじゃなくて反省。 一応こう見えても54歳。ウソでも経営者。 27歳の人の倍ほど人生を生きている。18歳の3倍、9歳の6倍、6歳の9倍生きてきたわけだから、 何でも良く分かっていて、 何でも解決できて、 人を頼らなくても、 一人で何でも出来ないといけないハズが、 54にしてやっぱり、 何も分かってな

        • 新しい仕事

           少し前から、薄々気づき始めていたんだけど、どうやらボクには「感心グセ」があるようだ。  初対面の人に会ったりすると、根掘り葉掘りほじくり返して話を聞いては、「へー!」とか「ほー!」「スゲー!」と感心するのが、どうやら好きみたいなのだ。 質問力も多種多彩を極め、 「どんなお仕事されてるんですか?」 「得意技は何ですか?」 「必殺技は何ですか?」 「ずっとやってって飽きないんですか?」 「一体、何が面白いんですか?」 にはじまり、 「探し物はなんですか?」 「見つけに

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          OH!Buddy

           20代〜30代にかけて10年近く、一緒に会社を経営した4人の仲間たちがいた。社会人になってから出会った仲間たち。資本金を均等に持ち合い、給与も全く同じという共同経営。銀行からの借入れにも全員で個人保証の判子を押した。単なる友達とも唯一無二の親友とも違うけど、ピジネスパートナーというライトな関係でもなかった。大袈裟でキザな言い方をすれば、人生の一時期を共に駆け抜けた運命共同体。  20代の後半、事業が軌道に乗って少し儲かるようになると、勢いにのって分不相応な西新宿の高層ビル

          「怒り」や「憎しみ」を超えるもの

          先日、「怒りや憎しみ」というのは人間の最大のモチベーションになるんだよって話を「ニイゼロ★ウェビナー」(https://20webinar.com)のビリギャルさん(小林さやかさん)の講演で聞いた。 何でも、ビリギャルさんのオヤジさんは「酷いくそオヤジ(本人談)」で、ビリギャルさんが慶応を目指すから塾に通うお金を出して欲しいとお願いしたところ、「お前なんかには無理!」と全く相手にされず即ボツにされたそうだ。で、実際にお金は出してもらえず。それを塾の先生に話したところ、塾の先

          「怒り」や「憎しみ」を超えるもの

          MONEY!

          16か17の頃、 授業を抜け出し喫茶店でサボっていると、 当時ヒットしていた 浜田省吾の『マネー』って曲が流れてきた。 しょっちゅうサボってたから、 しょっちゅう流れてきた。 この曲、当時何百回聞いただろう。 ー 純白のメルセデス プール付きのマンション 最高の女とベッドでドンペリニョン 欲しいものは全てブラウン管の中 まるで悪夢のように ー ってフレーズがいつまでも耳に残り、 高校生の妄想をそそり立てた。 ベッドでドンペリニョン? ドンペリニョン??ベッドで???

          20年目の覚悟

          人は、誰かから信頼され期待されれば、その期待に応えようと人一倍努力し、結果的に大きく才能を開花させることになる。教育心理学の世界で「ピグマリオン効果」と言われる現象だ。 例えば、プロ野球の世界でも、試合を締めくくるクローザーと呼ばれるポジションの投手が怪我をして、中継ぎのポジションにいた投手がクローザーに抜擢されると、監督やチームの期待に見事に応える活躍をすることがある。ピグマリオン効果によって才能が開花したわけだ。 ただし、期待されることは嬉しい反面、大変煩わしいことで

          20年目の覚悟

          善霊と悪霊と秘密のおまじない

          「実は、いまから医者を目指して勉強を始めようかと思っていて。本気で医者になりたいと考えてるんだ」って、いまボクが本気でそんな風に相談したら、周りの知人友人はどんな反応をするだろうか? ボクが5歳児だったら「いいでちゅねー!」と目を細めて頭を撫でてもらえるかもしれないが、人生そろそろ折り返しの53歳である。まずは怪訝そうな顔で「なに言ってんの?なんで医者になりたいの?」ってやや厳しめの事情聴取をされるのが関の山。 「ブラックジャックを読んで」「離島の診療所で」「島の人から慕

          善霊と悪霊と秘密のおまじない

          そんな就活やめちまえ

          いまさら言うまでもないが、日本の就活で精魂尽き果てヘトヘトになる大学生が多い。 そりゃそうだろう。 自己分析なる摩訶不思議な課題を強要され、自分が何者であるかを恐らく分かっていないであろう人事担当者に、自分が何者であるかをプレゼンさせられ、勿体ぶった挙句に、明確な理由なく不採用を告げられ、頼みもしないのに今後の活躍をお祈りされる。 なんじゃこれ? 一体自分は何者なのか?何が得意で何に不向きで、何をもって社会に貢献するのか?20代そこそこで見つかるはずのない正解を延々と

          そんな就活やめちまえ

          諦めのススメ

          40歳を過ぎてからマラソンを始めた。 昔から長距離走は大の苦手。そんな苦手意識の克服と、フルマラソンを完走できたら、いつかはあのサロマ湖100kmマラソンも走ってみたいなーと夢見ての挑戦。 しかし、 トレーニングで、20代の若い連中と皇居をグルグルを走っていると当然のようにみんなに遅れる。 あまりに遅いから、おばちゃんが道を尋ねてくる。ランナーやっちゅうの。外国人観光客がシャッターを押してくれと頼んでくる。ランナーやっちゅうの。ハエが額にとまる。生きてるっちゅうの!

          諦めのススメ

          校門で記憶に残る生徒

          下半身の激痛に耐えながら ほうほうの体で保健室に駆け込んだ。 火傷である。 さかのぼること10分前。 いつものように弁当を食ったあと 食後の一服で体育館横のトイレに 2人でしけ込んだ。 1人は一服、1人は見張り役。 これがこの高校のルールである。 「お先に」「おう!」なんて 妙に由緒正しげな所作で交代する。 バカっぽいというか、バカなのである。 時代は昭和、スタイルは和式。 いつ何があってもいいように、 右手にタバコを持ちながら、 左手にはトイレットペーパー。

          校門で記憶に残る生徒

          書き換えられる記憶

          三人兄弟の末っ子だったボクは小学生の頃、近所のガキ大将だった4つ上の兄貴によくまとわりついていた。 陽がどっぷり暮れるまで近所の空き地で野球をやって、兄貴の自転車の後ろに乗せてもらって帰る。 ペダルを漕ぎながら「寒くないか?」「野球うまなったなー」と、愛くるしい弟(ボク)を気遣ってくれる優しい兄貴だった。 みんなと一緒にいる時は、弟をひいきするわけにはいかないのか「ヘタクソ!」とか「帰れ!」とかツレない感じで腹も立つんだけど、帰り道の自転車での優しさに、愛くるしかったボ

          書き換えられる記憶

          ストリート・スマート

          日本ではあまりなじみのない言葉だが、アメリカでは大した学歴やバックボーンがないにもかかわらず、社会の中でバリバリと活躍する人たちのことを「ストリート・スマート」といったりする。 一方、一流大学を卒業し政府高官になったり一流企業に入社したりして、額面通りの活躍をして見せるエリートたちは「アカデミック・スマート」と呼ばれることになる。 もちろん、ボクは言うまでもなくアカデミック・スマートである。 とか、 一度くらいは言ってみたかったので言ってみたものの、どの角度からどう覗

          ストリート・スマート

          恩返しの法則

          いまさら言うまでもありませんが、これまでたくさんの方々にお世話になってきました。 「あの人がいなければいまの自分はない」と自信を持って断言出来る人が少なく見積もっても30人はいる。いやもっといるな。 そもそも恩人なんてものは見積もるようなものではない「忘れるな!」とお叱りを受けるかも知れませんが、まあそれぐらいたくさんの人にお世話になってきたってことです。スマホの中からではございますが、改めて御礼申し上げます。 なんせガキの頃から、いい加減でちゃらんぽらんなところがあって

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