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#眠れない夜に
「宜しくお願い致します。」以外のことば【短編小説#38】
A氏は今週一回も布団で寝れていない。税理士にとって、2月は繁忙期真っ只中。しかも、中堅中小企業向けのM&Aサービスを展開する企業の代表取締役もしているので、24時間フル稼働していた。
十分に睡眠時間も取れていないので、集中がすぐに切れる。深夜12時頃にメールを打っていると、ふと「宜しくお願い致します。」の文字が気になった。
「宜しくお願い致します。」って形式だよな。ここに想いはほぼ込もっていな