あかりbooks

吉祥寺のブックマンションで間借り古本屋をしているあかりbooksです。 元書店員。本を…

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吉祥寺のブックマンションで間借り古本屋をしているあかりbooksです。 元書店員。本を好きな方々とゆるーく繋がれたらいいなと思っています。 小説の紹介はこちらで→https://www.instagram.com/akari___books

マガジン

  • POPを書く

  • 雑談

  • 書店員研修について

    『書店員(アルバイト)入社直後の研修内容を学ぶ会』 というイベントをやっています。その内容をすべて書いているわけではないですが、こんな感じというのが伝わればいいなと思います。

最近の記事

POP1:村上春樹「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」

前回、POPを書く前の準備(?)のようなことを書きました。 今回は実際にPOPを作っていきます。 1:どんなことを書くかまず文書をwordかスマホのメモ、もしくは手書きでざっと書いていく。 今回はword。 文章としてまとめたら、時間を置いて後から読み返すようにしています。書き直したかったら書き直して、また時間を置く。 書いている時って、高揚感があるというか、すごくいい感じに書けたってなんか思ってしまうので、後で読み返すと、いやいや全然あかん…って思ったりもするのです

    • POP:POPを書く時に…

      「POPの書き方、noteにあげてみたら?」 という友達のひとことで、書いてみることにしました。 書店員時代、家に帰ってから、あーだこーだ考えながらのPOP作りが、 本当に楽しくて仕方がなかったです。 どんな文ですすめよう? どんな紙を使おう? どのペンがいいかな? 文字の大きさは? いやいや、その前にPOPの大きさは? 今、考えてもワクワクします。 では、始めていきますね。 まず、POPを書く前にいろいろ考えます。 感覚で手を動かしながら作り上げる人もいるでしょうが

      • カバーの話いろいろあるね…編

        注意…雑談なので、口調が少し雑。関西弁も入ります。悪しからず。 「カバーおかけする本ございますか?」 「カバーおかけしますか?」 「カバーご入用ですか?」 「カバーおかけになりますか?」 「カバーおかけしてよろしいですか?」 「カバーご入用の本はございますか?」 フランクな言葉を入れると無限に出てきそうな、カバーいるかを聞くためのお声掛け… ★この言葉に返ってくるお客さんの意外な返答 「セロハンテープちょうだい」 テープ台をお客さんに向けて渡すと、カバーがずれないよう

        • 書店員研修:出版社新入社員の書店研修

          大手出版社では、新入社員が大手書店に約1週間研修にいくというのが通例であるようです。 私が働いていたのは関西なので、そういう研修の受け入れをしたことはないのですが、出版社の方と話していて疑問に思ったことを書きます。 新入社員の書店研修というのは、 出版社に入社した新入社員が体験する研修の一環で、まず書店の仕事を体験してもらうという趣旨のようです。 ですが、この研修は本当に適切な時期といえるのでしょうか? 出版社で仕事を始め、本を作る流れが色々わかってきた頃に書店研修を実施

        POP1:村上春樹「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」

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        記事

          雑談:1 カバーや袋…いる?ってどう聞くのがいいんかな。

          *注意…雑談なので、口調が少し雑。関西弁も入ります。悪しからず。 書店のレジでの一連の流れである 「カバーおかけしますか?」「袋、ご入用ですか?」 たぶん、お客さんも店員も、ちょっと面倒…って思っている筈。 何も聞かず、カバーつけて袋いれたらいいやん。 いらんのにつけられた。 喋りかけんといてほしい。 という心の声がたまに態度として聞こえることもある。 そこをあえて尋ねないといけないのが店員なので聞く。 でも、本来ベテランの店員だと、お客さんが支払いの準備をする数十

          雑談:1 カバーや袋…いる?ってどう聞くのがいいんかな。

          書店員研修:カバーと袋の話

          前回、本にカバーをかけずに電車の中や公共の場で読むことが小さい宣伝になっていたと信じていた話をしました。 今回は書店のカバーと袋の話をします。 今ほとんどの書店では、「カバーおかけしますか?」「袋はご入用ですか?」と聞かれますね。 でも、私が働き始めた約20年前は、聞かずにカバーをかけることや袋に入れることが当たり前でした。 ちょっとずつ、資源の大切さや地球環境に対しても問題意識が本格的になり、必要な方には渡そうという流れに変わっていき、 2020年現在では、レジ袋の有料

          書店員研修:カバーと袋の話

          書店員研修:本にカバーはかける派ですか?

          本を読む時にカバーをかけるのは、なぜでしょうか? ① 本が汚れるのがいやだ ② 何の本を読んでいるか、人に知られたくない ③ アクセサリとして いろいろな理由がみなさんにあると思います。 書店員時代の私は、カバーはかけない派でした。 なぜかって、書店にいなくても、本の宣伝ができちゃうんです! 私が本を読みつつ、電車に乗っているだけで。 まあ、逆に私が宣伝されて、買っちゃうこともあったのですが。 でも、私みたいなのは少数派で、 多くの方がカバーをかけて本を読んでますね。

          書店員研修:本にカバーはかける派ですか?

          書店員研修をやっている場所

          今回はイベントをさせていただいている、ブックマンションに ついて。 JR吉祥寺駅から徒歩5分のところにあるバツヨンビルの地下1階が ブックマンションです。 80人くらいの棚主が棚を借りています。 ひとりひとりが自分が売りたい本・おすすめしたい本を約31センチ四方の箱に本を並べる、シェアする古本屋というスタイル。 さて、書店員というのは、本棚の中身を作る仕事です。 元書店員なら、さぞかし完成度の高い棚を…と思われそうなのですが この通り、、、 自分が趣味で買っていた本をと

          書店員研修をやっている場所

          書店員研修のざっくりとした経緯と流れ

          吉祥寺のブックマンションで、『書店員研修』をやることになったけれど、 書店員以外の人が興味を持てるようなことを話せるのだろうか? という不安はぬぐえないままでした。 というのも、書店員友達に話してみると、 「え?なんか話すことある?」とか、「苦労話のオンパレードになりそう」とか… みんな、『何を言っているの?この人』状態。 これ、誇張でなく本当にそうなんです。 まあそういう私もブックマンションの中西さんに、書店員がどういう仕事をしているのか話してみては…とお誘いをうけた時

          書店員研修のざっくりとした経緯と流れ

          書店員研修を始めよう!

          吉祥寺のブックマンションで、 『書店員(アルバイト)入社直後の研修内容を学ぶ会』 というイベントをやっている、あかりbooksの岸田です。 約17年間書店員をやってきました。 その中で楽しかったのは、棚作りをすること。 フェア企画を考えて実施すること。 お客さまにどう本をお届けしていくかを考えること。 一緒に働く人たちとワイワイ本の話をすること。 お客さまと本の話をすること。 そして、 新しく入るスタッフに仕事を教えるということ。 教えるのが上手というわけではないけれど

          書店員研修を始めよう!