雑談:1 カバーや袋…いる?ってどう聞くのがいいんかな。
*注意…雑談なので、口調が少し雑。関西弁も入ります。悪しからず。
書店のレジでの一連の流れである
「カバーおかけしますか?」「袋、ご入用ですか?」
たぶん、お客さんも店員も、ちょっと面倒…って思っている筈。
何も聞かず、カバーつけて袋いれたらいいやん。
いらんのにつけられた。
喋りかけんといてほしい。
という心の声がたまに態度として聞こえることもある。
そこをあえて尋ねないといけないのが店員なので聞く。
でも、本来ベテランの店員だと、お客さんが支払いの準備をする数十秒で文庫本2冊くらいのカバーはさっとかけられる。
尋ねることで間ができるし、接客時間のロスだなと思う店員もいる。
カバーや袋がいらない場合はそのまま渡せて楽だけど。
書店にもスーパーみたいな、カバー・袋いらないよカード作ったりしないかな…なんて思いながら、スラっと出てくる「カバーおかけしますか?」
レジをしていて困るのが、イヤフォンをつけたままの人!声が小さい人も。
片耳外して、聞いてるよと意思表示してくれる人はめちゃ親切!
電話してても、会計するからちょっと待っててと相手に伝えられる人を見ると、気持ちいい人だと思う。
でもだいたいは、こちらの問いかけには答えてくれない。
カバーを見せてもう一度聞くと頷く。
頷くからいるのだと思って、カバーをして渡すと外してポイっと投げてく人もいる。
「いらんのかーい!!」
と心の中で悪態つきつつ、次からはカバーつけへんでと心に刻む。
新人スタッフと研修をしている時にこんな場面にあうと、
「顔覚えた?次来たら絶対つけんとこうね」なんていう、ちょっとお客さんには聞かせられないアドバイスをする。
でも、店員だって人間で、気持ちがあるのだ。
常連さんのカバーいる人いらない人を覚えていくのと同じで、
店員が嫌がることをしてくるお客を覚えておくと、次に来た時、そこまで嫌な思いをせずに済むのも事実。
まあそう言っても、緊張でお客さんの顔を見るどころではないというのが新人スタッフなのだけれど。
人って何かを聞かれると、つい「はい」って言っちゃいます。
「カバーおかけしますか?」と聞くと、無意識に「はい」と答える人が多い。
だから私は、レジが少し並び出した時やたくさん本を購入した方には、この言葉を使っていた。
「カバーどうされますか?」
こう尋ねると、「かけて・つけて」もしくは「いらない・大丈夫」とか、
言葉で返してくれる人が多い。
言葉で尋ねて言葉で返ってくるという当たり前が薄れている現代。
こんなちっちゃなコミュニケーションでさえ、成立すると嬉しくなる。
2020年7月1日からレジ袋有料化が始まるけど、各書店、金額にも差がある。
そして、カバーは有料じゃないっぽい。プラじゃないからかとも思ったけど、ポリ袋だけではなく紙袋も有料になるところはあって、それならいっそカバーも有料にしてみてもいいのに。
カバーを折るという人件費もかかってるし…(書店によります)
以前、袋やカバーは書店の宣伝になると書いたけれど、今後はこの考え方も変わっていくのだろうな。
各書店がこぞって書店のロゴやキャラ(あったっけ?)が配されたオリジナルトートバックを販売する…
めっちゃありそう!
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