見出し画像

書店員研修を始めよう!


吉祥寺のブックマンションで、
『書店員(アルバイト)入社直後の研修内容を学ぶ会』
というイベントをやっている、あかりbooksの岸田です。

約17年間書店員をやってきました。
その中で楽しかったのは、棚作りをすること。
フェア企画を考えて実施すること。
お客さまにどう本をお届けしていくかを考えること。
一緒に働く人たちとワイワイ本の話をすること。
お客さまと本の話をすること。

そして、
新しく入るスタッフに仕事を教えるということ。

教えるのが上手というわけではないけれど、
自分が学んできた知識を他の人に伝えていくって難しくて面白いなと思ったのが、ひとつめの書店で働いていた時です。

ふたつめの書店で、アルバイトの採用や店舗運営に関わり、
スタッフへの研修マニュアルを作ったり、実際に研修をしたりすることで、
ますますその難しさと面白さに目覚めていきました。

書店でずっと働くなら、仕事のやり方や考え方を研修する部署を作って、
そこで働きたいなぁと漠然と考えるようになっていました。
が、体調を崩して書店員を続けることを断念したわけですが、
書店を辞めたのに、
その書店員時代の小さな夢が2019年11月30日に叶いました。
場所も教える相手も違うけれど、とてもワクワクしました。


画像2


「書店員研修」と銘打ってますが、参加したら明日から書店員として
働ける!という内容ではありません。
(ちょっとしたプチ知識は得られると思います…)

私の中のコンセプトは、
「書店に行くのが楽しくなる!」

参加した後、次に書店に行く時にちょっと違った視点で本棚を眺めたり、
レジや売場で作業している店員の動きを見たり、
本を探すだけではない書店の楽しみ方を提案できたらなぁと思っています。

どうしてそんなことを思ったかというと、書店員として働いていた時から危惧していた、
書店に来る人が減っている―――
本好き書店好きで、毎日いらしてくださる常連さんも多いけれど、
それはほんのひと握り。
1年に1回来るかどうかの方に毎月書店に来てもらおうというのは難しい。
だったら、
月に1回来るお客さまに、月に2回来てもらう。
そしてその人数を増やすことが書店が生き残っていく道のひとつではないのかと考えていました。

そのために何をするか?
私はもう書店員ではないし…
ひとりの本好きとして何ができるんだろう?


そんな気持ちを抱えながら、ブックマンションで小さい古本屋。
そこでお店番をした時に、オーナーの中西さんから、書店員の仕事って面白そうだから、それを話してみては?というお誘いをいただき、
この「書店員研修」が進み始めました。

画像1


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?