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書店員研修をやっている場所


今回はイベントをさせていただいている、ブックマンションに
ついて。

JR吉祥寺駅から徒歩5分のところにあるバツヨンビルの地下1階が
ブックマンションです。
80人くらいの棚主が棚を借りています。
ひとりひとりが自分が売りたい本・おすすめしたい本を約31センチ四方の箱に本を並べる、シェアする古本屋というスタイル。

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さて、書店員というのは、本棚の中身を作る仕事です。
元書店員なら、さぞかし完成度の高い棚を…と思われそうなのですが
この通り、、、

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自分が趣味で買っていた本をとりあえず並べただけの棚になっています。
そもそも、持っている本の多くは実家にある。
しかも、私が持っている本はほとんどサイン本。手元に置いておきたい!
となってくると、棚に置ける本も限られてきます。

書店員の時のコーナー作りの自由さが、今となっては羨ましい。
たくさんのジャンルから本を選べるし、なければ注文すればいい。
特に推したい本は多めに注文して多面にしたり、アクセント的な本を添えたり、そういう工夫がしやすかったけれど、自分の手持ちでとなると難しい。

なんて、変に考えすぎながら棚を借りているのですが、
他の棚主さん方の棚が本当に面白い!
人の頭の中をのぞいているような感覚。

私が見る感じでは、棚の種類はだいたい次の5つに分かれています。

① 自分の趣味の本を並べる派
② 企画をたててコーナー作る派
③ その時々で読み終えた本を並べる派
④ 自分の好きな本を仕入れてくる派
⑤ 自分の本を売る派

もちろん、ぱっきりと分かれているわけではないのですが。
ちなみに私は、②→①→②→④→①と変遷してます。

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あと、棚をデザインする方も多いですね。
ぱっと見た目で惹きつけて、中に置いてある本をじっくり見てもらう。

〇棚全体をデザインする
〇お店のキャプションを大きくして魅せる
〇帯コメントで訴求する
〇アイコンとなる小物を置く
〇しおりや選書リストなどを置く

ライネケ堂さん


みなさん、それぞれに工夫があって、見ていて楽しくなります。


あと、ブックマンションの面白い体験といえば、これです!

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(絵がへちょすぎて、ほんまにごめんなさい…)

わたあめ!自分で作れます。
500円以上本を購入された方に無料でご利用いただけるので、懐かしさついでにぜひ!
地下1階の空間に広がる甘い香りに一気に童心に戻れるかもしれません。
店内にわたあめ製造機が置いてある、ふしぎな古本屋です。
(私は出身が関西なので綿菓子と呼んでました)

内観

ブックマンションに関する詳しい説明は、
ブックマンションを開いた中西さんが始めたYoutubeをご覧ください。
【小書店組合(こしょてんくみあい)】
お店番をしている時に伺っていた話が、うまくまとめられていてとても面白かったです。

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