「大切なものを大切だと思う」とは

インスタグラムで流れてくる“幸せな映像”を見て壊れろと思う人、成功者に訪れた“失敗”にしめしめと思う人、楽しそうな人を見て“いいね”と思えない人、人の挑戦を“どうせ無理”と嘲笑う人。
世の中には、人の不幸を望む人が多くいる。そういう人を今までたくさん見てきた。そういう人は、いつまで経っても幸せになれないだろう。

お金や名誉、地位などの誰かからみた“宝物”は、たんなる見栄でしかない。本当の宝物は「大切なものを大切だと思えること」だと僕は信じる。
そんな綺麗事を言うなと笑われたっていい。
僕は、声を大にして言いたい。本当の幸せというのは、大切なものを大切だと思えることだと。大切なものにも気づけず、誰かの大切なものさえ傷つける人は、そこで生きていればいい。

しずかちゃんのお父さんが、のび太君のことを『人の幸せを願い、人の不幸を悲しむことのできる』と言ったこのセリフが大好きだ。これは、この世の答えなのかもしれない。
誰もがそんな人なら、なんて生きやすい社会になるだろう。

キラキラした女の子は、誰かの裏垢（ツイッター）で非難される。
挑戦を続ける青年は、誰かの雑談で批判とともに揶揄される。
八方美人のあの子は、誰かの飲み会で悪口大会の的になる。
今日も世界中、あちこちで「あの人は〇〇だからなあ」と、皮肉たっぷりの会話が繰り広げられていると思うとゾッとする。
ホントにくだらない。
みんな毎日を少しでも良くしようと生きている。それを、嘲笑するなんて、世界を滅ぼそうとしているのと同じくらい悪いことだと思う。

色々な側面のある社会を、今日も生きていく。
大切なことを大切だと思えることは、周りの景色を明るくする。
挑戦する人たち、特に同世代の人たちよ、僕らで未来を明るくしていこう。

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