低成長日本の、企業の海外人材採用青田買いの未来。内需拡大しないとディストピアが待っている。

今の採用活動・就職活動は、大学生の圧倒的な売り手市場だ。だが、これもいつまでも続くとは思えない。日本は少子高齢化のせいで、今後も経済成長していくことは見込めないからだ。

すると、企業としても、今までの大量採用はやめて、グローバルビジネスに適性のある人材だけを採用したいだろう。

そこで、将来は、日本の大企業が、中国・インド・ベトナム・マレーシア・タイ・フィリピンあたりで、優秀な高校生・大学生だけを集めてアピールし、早めに採用するのではないかと思う。日本国内で相手にされるのは、旧帝大・東工大・一橋大・東京外大・早慶だけかもしれない。しかも、これらの大学群でも、英検やTOEICなどで仕分けされるだろう。青田買いされるのはあくまでも海外人材、海外ビジネスができる人材だけ、ということだ。

少子高齢化や低成長でもいいと考える人は、考え方が甘い。企業は慈善団体じゃないから、日本が経済成長しないならば、日本語しかできない若者は相手にされなくなるぞ?

内需拡大を真剣に考えないと。

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