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「フードファイター」という言葉〜食への感謝〜

私は「フードファイター」という言葉が嫌いです。

早食い、大食いの競技。

大食い番組は必ずチャンネルを変えますし、YouTubeの動画も見ません。

食事は感謝して美味しくいただくことだと思っております。

ですが大食いや早食いは、ただ体の中に食べ物を早く詰め込む行為。

お腹いっぱいなのに苦しい顔をして無理をして嫌々食べている姿。

そして動画のサムネイルは苦しそうに食べている姿。

大盛りの料理と嫌そうな顔。

そしてサムネイルに書いてある文字は

“大食いチャレンジ”
“死闘○○分”
“○○分以内に何杯食べられるか”
“制限時間○○分以内に完食できるのか?!”
“チャレンジメニューに挑戦! ”

正直とても不快です。

食べ物に失礼ですし「食」への感謝が微塵も感じられません。

大食いや早食いを「凄い!」と賞賛したり、お腹いっぱいで苦しい顔で嫌々食べている姿に「頑張れ!」と応援する気持ちが私には分かりません。

完食できるのか分からない“チャレンジメニュー”という大盛りの料理を提供するお店に対しても残念な気持ちになります。

食事を“チャレンジ”と言わないでほしいです。

食事を“競技”にしないでほしいです。

食に対する冒涜だと思います。

お肉やお魚の【命】を頂くことに『感謝』
食材となった【命】に『感謝』
自然の【恵み】へ『感謝』
お米を作って下さった農家の方に『感謝』
野菜を作って下さった方に『感謝』
お魚を獲って下さった方に『感謝』

「いただきます」

「ごちそうさまでした」

感謝の気持ちを忘れずに。

そしてもう一つのお話。

私はお茶碗にごはん粒を残す人が嫌いです。

相容れないです。

この状態で「ごちそうさまでした」なんて言語道断です。

このような言葉があります。

・お米一粒一年
・お米一粒汗一粒
・小さなお米一粒であっても、その収穫のためには汗一粒にも当たる労力がかけられているのだから、無駄にしてはいけない
・一粒の穀物にも農家さんの大きな労力が含まれている
・「食」の感謝の気持ちを忘れない

お米一粒一粒に感謝して、大切にいただきます。

11月11日と毎月11日は「いただきますの日」だそうです。

いただきますの日 「5つの感謝」

『自然』にいただきます。
食卓にあがる全てのいのちは自然が育んでくれています。
土、太陽、水、空気など、多くのいのちを生み出してくれる自然に感謝します。

『いのち』にいただきます。
人は多くの生きものによって支えられています。
肉、魚、野菜など様々な尊いいのちをいただくことで、自分のいのちが育まれることに感謝します。

『労働』にいただきます。
食事が自分の食卓に並ぶまでに、多くの人たちの働きがあります。
安全で美味しい食材を作ってくれる、運んでくれる、料理してくれる人たちの労働に感謝します。

『知恵』にいただきます。
古くから伝わる伝統料理、記憶と心に残る味は人類の大切な文化です。
次の世代にも伝えたい、料理に込められた愛情と知恵に感謝します。

『周りの人』にいただきます。
家族や友達、職場の人たちなど、自分の食卓に直接・間接的に関わってくれる人たち
そして楽しい食卓になるように、一緒に食卓を囲む人たちに感謝します。

とても素敵な言葉ですね。

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