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朝なのか夜なのか、わからない溝で。

よく眠れた。気がする。夢を見なかった。気がする。覚えていないだけかもしれないけど。夢を見なかったときは、熟睡できたとき。昨日……昨日はなにか特別なことをしただろうか。と考えて、寝る前に、パートナーとアナログゲームで大はしゃぎしたくらいだ。「くらいだ」とは言ったものの、だいぶ頭を使ったから。あれが、功を奏したのか。まあ、いいや。よく眠れたから。


パートナーは、まだ眠っている。と、打とうとした瞬間、突然ガバッと起き上がった。うわ、びっくりした。「うわ、びっくりした」「鼻血出たの?」「あ、はい」鼻にティッシュを詰めているぼくは、まさしく鼻血を出したところなのでした。起きて5分後くらいに。なにゆえだ。昨日、久しぶりに柿ピーを食べたからか。関係ないか。止まれ止まれ。


それはさておき。よく眠れたときは、その日なにをしたらいいのか、わからなくなる。どうしてだろう。眠れなかったときは、その日をどう乗り切るか、考えるからだろうか。まだ眠った方がいいだろうか。とか。無理にでも起きた方がいいだろうか。とか。でも、今日はその必要がない。それなのに、どこか途方に暮れている自分がいる。ダメになるときの方が、多いから。


そういえば、パートナーも起きたのに、いやに静かだ。隣にいないので背後をふり返ると、隣室でスマホをいじっていた。暗闇の中で。「いや、電気点けなさいよ」「はーい」早起きでも遅起きでも、布団の中でも外でも、スマホをいじるのは変わらないんですね。パートナーは。まあ、ぼくも朝からPCを開いているから、同じなんだけど。寝る前のブルーライトはよくないけど、朝起きたときはどうなんですかね。むしろ、目が覚めるんですかね。はてさて。


6時は、まだ暗い。上に、カーテンも閉め切っているので、一見したところでは、夜なのか朝なのか、わからない。ので、昼寝をしたときは、気付けば辺りが真っ暗になっているので、頭がおかしくなる。自分が眠ったのは昼だったのか、夜だったのか。時刻を確認すれば、解決するんだけど。妙な違和感は晴れない。暗いのが夜で、明るいのが朝。じゃない冬は。なにがなんだか、わからなくなる。


鼻血、止まったみたいだ。腰はまだ痛む。今日は、なにをしよう。ぼくはまだ、途方に暮れている。

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