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「しょうがない」と「しょうがなくない」の間で、

処方通り服薬したって
どんなに気力を
振り絞ったって、

様子がおかしく
なる時は
おかしくなる。

ルネッサンス吉田『あんたさぁ、』p50より

一昨日の夜は、落ちるところまで落ちて、昨日の夜は、それなりにまともだった。


「まとも」という言い方が適切なのか、わからないけれど。元気とも言えないから。


ぼくが元気なことって、あっただろうか。ないことはないだろうけど、どれくらいの状態が元気なのか、わからない。一年を通して見て、たぶん、元気じゃないことの方が多い。寝込んでいることの方が、ずっと。


いいとは言えない。でも、しょうがない。動けないときは、本当に動けない。


一年前より、二年前より、諦めるのが上手くなった気がする。


悲しい。


しょうがない。


悲しい。


上手くなっただけで、全部を全部、「しょうがない」で済ませられるわけじゃない。


「しょうがない」と「しょうがなくない」は、どちらが多い方が、健康的なんだろう。


わかったところで、実践できるわけじゃないけど。


ぼくは、ぼくのことで手いっぱい。


他の人も、そうなんだろうか。


ぼくには、そう見えないだけで。もしくは、そう見せないようにしているのか。


ぼくは、他の人には、どう見えているんだろう。ぼくは、ぼくのことで手いっぱい。そんな風に見えないように、気を付けているつもりだけど。


だだ洩れていたら、嫌だな。でも、本当に全部洩れていたら、ぼくの周りには誰もいないんだろうな。と思う。だから、完璧ではないにせよ、ある程度は隠せているんだろうか。


だからこそ、一人になったときのぼくは、ひどく疲れているんだろう。自己本位で、気が短くて、気性が荒くて。ぼくが必死に隠しているものは、そんなもの。


ありがたいことに、ぼくはぼくの友人といても、自己本位にならなくていいし、気が短くなることもないし、気性が荒くなることもないけど。


それでも、ぼくは気にする。本当にそうなのか。今のぼくは、誰かを不快にさせていないか。


誰しもが完璧な受け答えはできない、とか、そういうのはいい。ぼくも、気付かないところで、誰かを不快にさせたり、させられたりする。けれどまだ、「しょうがない」で片付けられない自分がいる。


引きこもっていた方が世のため、というか、自分のためだとは思う。


でもぼくは、性懲りもなく生きている。「しょうがない」と「しょうがなくない」の間をふらついて。

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