眠いのに眠るのが怖い話
(あらすじ)石がごろごろ転がっている砂浜ならぬ石浜へ行き、パートナーと石積みに挑戦。はしゃぎすぎたせいか、帰宅早々寝込んだのだった。
いや、楽しかったですよ。はい。それにしても、砂は一切なく、石だけがごろごろしている風景もいいですね。波が寄せては引く度に、ごろごろ、じゃなくて、ころころ音が鳴るんですよ。その後寝込みましたけど、いい体験でした。寝込みましたけど。
ところで最近、いつ眠ったのかわからなくなっている。何時何分に眠ったなんて、そんなの覚えていないのが当たり前なんだろうけど。
なんというか、眠る前後を覚えていないというか。布団にはかろうじて入っているけど、明かりもまだ点いているのに、眠気というか、疲労がのしかかっているせいで、瞼が閉じてしまう。
先述の通り、それは楽しい一日を過ごしても、夜に見た夢はひどいものだった。「ひどい」には種類があるんだけど、昨日のそれはとても気持ち悪かった。ここには書けないけど、目が覚めた今も感触が残っている。その内薄れるだろうけど、嫌な思い出がまた増えそうなので、さっさと消えてほしいところ。
もともと、いい夢を見る性質ではないけど。3月の途中からだったような。蓋をしているはずの過去が、夢として表に出てくるようになった。
以前は、なにかからひたすら逃げる夢ばかりだったのに。それはそれで疲れるけど。なんだか、悪化している気がする。目を覚ましたときの、歯ぎしりをしただろう感覚もひどい。だから、いつも疲れているし、いつも眠いし、でも眠ったらさらに疲れる。悪循環だ。
楽しい一日を送ったら、楽しい夢が見られたものだけど。それすら叶わなくなっている。
今のぼくはなんなんだろう。ようやく幸せになったはずなのに。どうして、必ず邪魔が入るんだろう。まるで、「お前なんかが幸せになれるはずがない」と言われているようだ。
生きることへの罪悪感。誰に? 何に? 罪悪感は、ただの自己満足だ。持っていても重いだけだ。何にもならない。わかっているのに。
体がだるい。のは、昨日はしゃいだから。だけじゃないと思う。静かにゆっくり眠りたいだけなのに。なんでこうなっちゃうかな。ヤクルト1000も飲んでいるのに。乳酸菌じゃどうにもならないってことか。眠りたいのに眠るのが怖い。どうにもならないな。と一日何百回も思っている。
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