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書けるものと、書けそうなものと、書けそうにないものと、

ぐったり眠ることが、多くなった。


暑いせいかもしれない。


もしくは、2週間近く、床に臥せていたせいで、横になりたがる癖が、体に染み付いたせいかもしれない。


いずれにせよ、ぼくはぐったりしている。


あと、なにもできなかった生活が続いていたせいなのか、本を貪るように読んでいる。


(ぼくにしては、なので、何時間も読んでいるわけじゃないけど。)


まだ、咳とか鼻水とか、軽い症状を引きずっているとはいえ、ぼくの具合はいいとは言えない。


そういえば、長らく詩(のようなもの)を書いていない。


短歌(と、この日記)は、日課にしているのもあって、朦朧としていても、無理矢理体を起こして書いていた。


が、(ぼくの場合)書きためておく方の詩は、書けずにいた。


短歌は、日課としている3首もしくは4首が限界で。


日記は、書ける分だけ書いていた。


でも詩は、短歌より長めで、日記より短いけれど、頭の使う部分が違う。


そのせいなのか、わからないけど、書けないまま、もろもろが治った今も、書けないでいる。


正確には、書けない、というより、書いていない。


どうしてなのか、わからない。


と、思っているけど。


もしくは、詩を書くには、孤独が足りないのかもしれない。とも思った。


言い方が合っているのか、それもわからないけど。


2週間近く、疫病で悩まされていたということは、つまり、身近にいるパートナーも、同じように悩まされていた、ということで。


結婚して、はじめてなくらい、ほぼ四六時中一緒にいる。


それはそれで、うれしいことではあるけど。


詩に着手できない要因でもあるのかもしれない、と思った。


パートナーに失礼な言い方であることは、承知の上だ。


あと、矛盾するようだけど、いなくなってほしいわけじゃない。


ただ、完全なひとりの時間がないと、詩は書けないのかもしれない、と思った。少なくとも、ぼくは。


(スタバとか、周りに他人しかいない場合も、ぼくは、ひとりきりだと換算する。)


療養中、書こうとはしてみたのだ。


でも、なぜか、気に入らない書き出ししかできなかった。


短歌は、毎日詠んでいるからなのか、クオリティに差はないけれど。


(良し悪しは、べつとする。)


詩は、毎日したためているわけじゃないからな、と思った。


詩も日課にしていれば、もしかしたら、こんな事態は防げたのかもしれない。


でも、今のぼくは、到底できそうにない。


とりあえず、しばらくは、書く気になるまで、頭をそっとしておこうと思う。

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