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この家、何か変?(施工)

疲れた。


引っ越しして、今日で3日目。


荷ほどきは、まだ終わっていない。


そういうものだと思うけど、部屋を作ることで疲れたわけじゃなくて。


昨日、一番大変なのは、前のアパートの立ち会いだと思っていた。


体より、心が疲れる方で。


床をずいぶん傷付けてしまったところがあって、なにを言われるかが怖かった。


まあ、それ以前に、入居したときに取り付けた照明器具をそのままにしていたのと、物干し竿もベランダに置きっぱなしだったので、しまった、と思った。


(幸い、担当の人はやさしく対応してくれた。)


パートナーと、それから義父も付き添ってくれ、その後すぐに新居へ向かった。


義父は、色んな分野に精通していて、資格もたくさん取得しているくらい。


ゆえに、施工の段階でおかしい箇所を複数見つけていた。


初日の時点で、トイレやインターホンが壊れていたことが発覚していたのだけど、それ以外にも、もっとひどいところがあったみたいだ。生活に支障が出るレベルで。


義父はとても穏やかな人だけど、だいぶ憤りを覚えていて、ことばも少し荒々しくなっていた。


よくわかっていないぼくも、あとパートナーも、想像するより状況が重たいことは感じた。


とにかく、業者がすぐに直せるものはほとんどなく、リフォームまでしないといけない(らしい)箇所の方が多かった。


途中で、もろもろを確認しに来た電気屋が、大家とのやりとり、つまり、今後それらをどうするかについて伝えてくれた。腑に落ちないものが多かった。


義父だけじゃなく、ぼくもパートナーも多少なりとも怒りを覚えた。


問題の中には、あきらかに大家に落ち度があるものもあった。


施工した業者がひどいのもあった。


伝言だけでは、不遜に思えることばもあったけど、たぶん、余裕がないところもあると思う。


大家本人は、穏やかな人(に見える)で、トイレが壊れていたときも「初日から申し訳ない」と恐縮しているようだった。


たぶん、立て続けにお金がかかる問題が発生しているから、向こうも大変なんだろうな。


と、改めて、引っ越しの挨拶をしに行ったとき(菓子折り付き)に思った。


イライラしていたらどうしよう、と思ったけど、そんなことはなかった。ぼくらがイライラしていないことも、わかってくれたと思う。(まるで怒っていませんよ、と装ったんだけど。)


トイレがまだ直っていないのが一番不便だけど、まあ、なんとかやっていくしかない。

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