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きっと、波が来ているだけ

考えすぎたり、考えなかったりした。


一昨日は、一日中考えすぎて、ポメラに書き出しても足りなくて、頭が混乱した。


入浴しようと、服を脱いでも、そのまま、なかなか入れなかった。


何をすればいいのかわかっているはずなのに、体がその通りに動かないみたいだった。


風呂にはなんとか入り、疲れてはいたおかげで、よく眠れた。


(疲れていても、寝つけないときもあるから、運がよかった。)


目が覚めると、頭の中は、落ち着いていた。


考え事がなくなったわけじゃない。


でも、今いる場所が、繁華街から住宅街に突然切り替わったような静けさだった。


今日は、昨日よりましになるかな、と思った。


体を起こしてから、頭の奥から、だんだん、何かが近付いてくる感じはあった。


具体的に何とも言えないけど、ノイズと言えばいいのか、うるささであることは間違いなかった。


けれど、頭の中全部までは、侵食されなかった。頭の奥で、とどまってくれた。


一日中雨。


車を持っていないぼくには、近隣のスーパーは遠い。


徒歩で行けないこともないけど、調子の悪い今のぼくが、立ち往生しないとも限らなかった。

冷蔵庫には、二人分の夕食ほどは、入っていなかった。


ぼくの昼食くらいの材料はあった。


食欲はなかった。


また、食欲のない時期が来ている。


でも、なるべく胃に入れるようにしている。


ただでさえ、自律神経は狂いに狂っているのに。


ぼくなんかでも、出来ることだけは。


ぼんやりしたり、しなかったり、ブレンドコーヒーのレシピを考えたり、コーヒーの生豆を選り分けたりした。


(ここに書き出して、ようやく、昨日はぼんやりしていただけじゃないことを、思い出した。)


夕方になって、友人ばかりの古本屋に行く。


喋っている内に、ざわついていた頭も、少し楽になる。


喋りすぎるのは苦手だけど、まったく喋らないのも、それはそれで辛いのだと、最近、身に沁みて思う。


帰るころには、雨も止んでいた。


やるべきことや、やりたいことは、山となっていて、ぼくがいなくなって、減ることはないのだけど。


気分だけは、よくなった。と思う。


カフェインを胃に入れたこともあり、とりあえず、白湯を沸かして、すすった。


梅雨入りしてから(した?)肌寒くなって、少し前より飲むようになった。着る毛布も引っ張り出した。エアコンを切ればいいんだろうけど、湿気がひどいことになるから、切れない。

買いものに行かないと、と思いながら、ぼくは机で寝ていた。


数十分のうたた寝だった。


白湯は、すっかり冷めていた。

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