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人も冬眠した方がいいんじゃないか。

人も冬眠した方がいいんじゃないか。と思いたいくらいには、ずっと眠っていたい。前日に、あんまり眠れていなかったせいだろうか。今朝も、十分に眠れたとはいえないけど。まだ眠い。し、もうしばらくは眠っていていいんじゃないか。と考えるのは、怠惰だろうか。


ものすごく吹雪いたり、ものすごく晴れ上がったり。を、くり返す日が続く。わかりやすい異常気象。仕事から帰ってきたパートナーも、疲れ顔。「だいぶ疲れてるね」「疲れてる、というより」「?」「なんか、やる気が出なかった」疲れた以外の理由を聞いたのは初めてだった。パートナーがそんな感じになるほどだから、軟弱なぼくがまともでいられるはずがない。


それでも昨日は、なんとか夕食の買い出しには行った。変わらず、ものすごく吹雪いていたけど。重労働。とりあえず、鍋の材料を買っておいた。あと、玉ねぎも。価格の高騰ぶりに辟易する。帰宅後、先日買ったばかりの上、まだ使っていない玉ねぎを3コ発見する。バカはぼくだ。


少し眠ってから、あれこれ準備しよう。と考えていたのに、気付けば19時だった。さすがに、寝すぎじゃないだろうか。けれど、まだ眠っていたいほどだった。塵ほどの根性で、なんとか起き上がる。鍋がある程度出来上がると、また横になった。眠いだけじゃなかった。ぐったり疲れていないときがない。雨にも負けるし、風にも負ける。負けないとか、むずかしすぎるよ。


同じくぐったりしたパートナーと鍋をつつき、ぼくらは早々に眠った。パートナーはいつものように、5分以内に眠りに落ちた。それが羨ましいぼくは、いつものようになかなか寝付けないのだった。鍋でそこそこ温まったはずなんだけど。寒い。眠いのに、眠れない。四六時中眠いのに、肝心の夜に眠れないとは、これ如何に。


昼寝から、夜寝から、ぼくはたくさん夢を見た。夢を見て、片っぱしから忘れていった。夢を見るのは、眠りが浅いからだっけ? それも忘れた。夢の中に居続けたいとは、思わなかった。そんなことより、そっとしておいてほしかった。夢の中まで、騒がしいなんて。どこにも静かな場所がない。


今日も、天気は恐ろしく悪いらしい。雪、降るならずっと降ってくれればいいのに。気まぐれに晴れたりするから、体が付いていかなくなるんだ。でも、まあ、自然様にはどうあがいても勝てない。ああ。早く冬眠したい。

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