軽快する、もしくは、新たな問題の浮上

引き続き、コロナ療養中。


喉の痛みと、鼻づまりはある。


が、動けるのは動けるので、風呂に入ってみようとする。頭から爪先まで、ちゃんと洗おうと。


（シャワーを軽く浴びる程度なら、していた。）


結果、かなり息切れした。


入浴は（シャワーでも）、酸素の消費量が多いうんぬんで、控えた方がいいらしい。


まあ、具合が悪いだけじゃなく、ずっと横になっているせいもあるかもしれない。


食欲は、変わらずなく、食事をしても、腹が満たされたのか、そうじゃないのか、よくわからなかった。


（空腹は感じるようになったので、よくなっているとは思う。腹何分がわからないのは、なぜだろう。）


眠るときは、よく眠れる。夢も見ず。体がつらいときは、眠りも浅い気がしていたのだけど。


とはいえ、ずっと眠っていられるわけでもない。スマホをじっと見ているのもつらい。ひたすら、無為にすごした。


パートナーが休んでくれているので、それはよかったと思う。ずっとひとりだと、気がおかしくなりそうだ。


夕食のときに、少し、絶望した。


パートナーが作ってくれた具沢山のスープを口にした。


味が、よくわからない。


たしかに、一昨日も、臭いの強いもの以外は、味を感じにくかったけれど。そのときは、鼻づまりがひどかったから。


でも、昨日は軽くなって、少なくとも、片方の鼻は通っていた。


チューブのおろしにんにくを嗅いでみた。わからない。


瓶の中のコーヒー豆を嗅いでみた。少しわかるけど、薄い。


ケチャップやマヨネーズを舐めてみる。わかるにはわかる、けど、薄い。「違う」と言われたら、納得してしまうかもしれない。


たぶん、味覚じゃなく、嗅覚の方に問題があると思った。


調べてみた。徐々に治っていく例が、多いらしいけど。


珈琲屋……。


ぼくは、月末の出店について考えていた。


それから、今後のことも。


以前の嗅覚と、あまりにも乖離し続けたままだったら、珈琲屋ができなくなる。


せっかく、自分で見つけた仕事だったのに。


どうしよう。


でも、まだ5日も経っていないから、様子見しかない。


夜になって、ぼくとパートナーは出かけた。


海の近くまで。


ほんの近所だけど、ドライブした。


少しだけ、歩いた。


風が強いから、すぐに引き返したけど。


どうにかなるかな。


どうかな。


ぼくは、ようやく夜の睡眠に入った。


ぐっすりだった。