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どうしようもなくて、どうにもならなくて、それも言い訳のような気がして、

大体において、ぼくは浮き沈みが激しい。


でも、浮いて、沈んで、浮いて、沈んで、じゃない。


沈んで、沈んで、浮いて、また沈んで。


大抵、沈んでばかりいる。そして時々、突然首をつかまれたように、水面まで引き上げられる。「引き上げられる」といっても、なにもかも、すべてぼくなのだけど。


ぼくは、ぼくにふり回されている。ふり回されないようにする方法が、未だにわからない。ぼくのことなのに。


腹は、まだ気持ち悪い。昨日、過食したせいだ。


それなりに、昼食を摂ったあとだった。それに、午前は書いて、書いて、書いてばかりいた。その場でこぼれていた感情は、すべて書き出したつもりだった。


なにがよくなかったんだろう。よくないのは、昨日、一昨日に限ったことでは、ないか。


昼食を終えぼくは、5分と経たず、すぐに食べられるものを、片っぱしから口に放り込んだ。食べたくて食べているわけじゃない。これ以外に、言いようのない、暴力的な衝動に抗う方法がわからない。


気持ちが悪くなったところで、ようやく手が止まる。買いだめはしていなかったおかげで、えげつない量を胃につめ込まなくても済んだけど。それでも、後悔するには十分な量。


後悔するとわかっているのに、衝動を抑えられない。どうにもならない。


どうか、食べる以外で、なんとかならないものか。でも、過食はまだ軽い方だ。


わけがわからなくなると、ぼくは、自傷したり、手当たり次第に、ものを床に叩き付けたり、そして壊したりする。胃は不調にならないけど、掃除は大変だし、もろもろ買い直さないといけなくなる。


一度収まった過食は、夕方にぶり返した。外へ出て、戻ってきたばかりだった。


外出中に、なにか買っておくべきだっただろうか。けれど、それこそ過食を止められない。ああ、でも。なにも手につかない。イライラする。どうしよう、どうしよう。


二度目の過食衝動は、すぐに解消された。夕食を食べることで。もう、夕方なんだから。


大盛りでもない通常量の夕食だったけど(食欲は異常でも、胃はまだ本調子じゃなかった)、自制が効くくらいまでは、食欲は落ち着いた。


今、胃は重いような、そこまででもないような、妙な感じだ。


過食した翌日は、なにも食べる気にならない。ぼくは、普段はむしろ、あまり食べない。時々、過食の波が来るのは、それも原因だろうか。


本当に、底を舐められるくらい、沈んでいる。いつも。たまに、水面から顔を出しても、またすぐに、底へ引きずり込まれる。


どうしようもなくて、どうにもならなくて、それも言い訳のような気がして、ぼくは、また混乱している。

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