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つらいなあ、って、たくさん思った

だれとも会っていないし、だれとも喋っていない。


だと、だいぶ語弊がある。


療養中ゆえ、パートナーもずっと自宅にいるのだし。


でも、「だれとも喋っていない」は、そこそこ本当で。


パートナーが声を出せない(出しにくい)という単純な理由によるものだけど。喉の炎症で。


(意思疎通は、主にLINEでしている。)


ぼくの方は(厚労省のHP曰く)買いものくらいはしていいので、そのときだけ外に出ている。で、さっさと帰る。


明日で、10日が経つ。


10日目までは、ウイルス排出の可能性がある。らしい。


まあ、それ以降も、用心するに越したことはないけど。


明日は、ひさしぶりに、コーヒー好きが集まって勉強会をする予定がある。


ぼく自身はけろっとしているし、マスクも付けていくけど。


でも、行っていいのかな。


ぼくが。


明日で、陽性になって10日。


本当は、色々と行きたいところがあった。


その日限りの催しもあれば、個展とか、少なくとも数日間は開かれるものも。


全部、行けなかった。


毎週のように催されるものばかりでは、なかったし。


もちろん、無理を押して行こうとは、毛頭考えていなかった。


今までは、ぼくが勤めに出ていないから、予定はいくらでも調整できたのだけど。


でも、1ヶ月前から(もしくは、それ以上前から)楽しみにしていたことが、全部なくなってしまって、つらい。


よくあることかなあ。


そうかあ。


明日、ぼくはみんなに会っていいんだろうか。


集まりは夜からだし、パートナーはほとんど回復したし、できる限りのことを済ませてから、行くことはできるのだけど。


ぼくは、薄情だろうか。


(パートナーは、「行ってきていいよ」と、当然のように言うけれど。)


ただでさえ、ここ数日は、少しつらい。


体調が地に墜ちていたときもつらかったけど、自身のだけじゃなく、パートナーの体調管理も加わったし、ウイルス対策もしているし、いつもの家事もしないといけないとで、頭がこんがらがっていた。


夕方に、庭先へ出た。


ぬるい空気が、そのときのぼくには、丁度よかった。


このまま、どこかへ行きたいな、と思った。


でも、パートナーの食べやすそうなものを考える必要があった。


それに、ぼくはぼくで、夕食を考えないといけない。力をつけられそうなもの。


あと、また、換気しないといけない……。


週末の、珈琲屋になって出店する予定は、キャンセルする連絡を入れた。しょうがない。


ぼくが、しっかりしないといけない。とか、ありきたりを思った。


つらい。

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